セックス依存症(性依存症)を根本から改善・克服する方法

Recently updated on 4月 3rd, 2024

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)自信喪失の悩み・依存症改善カウンセラーの松原です。
今回は依存症の1つであるセックス依存症(性依存)の改善・克服方法について説明させていただきます。
また、まず、病気ではなく誰にでもなり得るものだとご理解ください。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・なんば)では5回以内でできるセックス依存の改善トレーニングで改善を行います。
東京・新宿でも毎月行っています。(詳しくはこちら

目次

性依存症(セックス依存症)に陥ってしまう理由

性依存症(セックス依存症)に限らず、薬物依存症、アルコール依存症、共依存、スマホ依存、ギャンブル依存など依存症と呼ばれるものは耳にすることがあると思います。

その他、私はDV(ドメスティック・バイオレンス)、パワハラ、モラハラ、過食症、拒食症も依存症と位置づけています。

性依存症(セックス依存症)になる理由はご自身の性体験が関係する場合もありますが、ストレス、寂しさ、悲しさなど満たされていない状況のときに起きやすいです。
理由としては、充実していない満たされない状況の中で脳が依存行動を快感と捉えてしまうことがあるためです。

性依存症に限らず他の依存症になる場合も同様で、脳が「気持ち良いもの」と思ってしまい、求めるという仕組みです。
理屈はシンプルではありますが、実はかなりやっかいです。

なぜ性依存症(セックス依存症)克服は難しく厄介なのか

仕組みや理屈はシンプルですが、一方で脳が快感、気持ち良いと思っているものをやめるというのは容易ではありません。
例えば、美味しいと自分で思っている食べ物を食べるのをやめる、というのは難しいですよね。
ダイエットなど目的がある場合でも難しいです。

性依存症の場合、性行為が気持ち良いと思っている状態です。
食べ物でいえば、大好物のものを食べることと同じです。

一方で性行為中は快感を感じますが、行為を終えた後の虚しさ、悲しさ、寂しさもあり、結局は満たされず苦しいままです。
人によっては性行為中にも苦しくなる方もいます。
ただ、しないことが逆に不安になってしまいやめられないという構造です。

・気持ちいいけれど、嫌な気分(リスク)になることもある
・満たされている状態であれば求めることはない

この2点を軸にワイズでは改善を図ることが多いです。

性依存症(セックス依存症)の克服方法の例

あくまでも改善方法の一例ですが、必要以上に行う性行為が良くないことと脳に教え込んでいくことです。
・周りを傷つけている
・自分でも損をしている
そうした感情を持っていくことです。

人は元来、【損をしたくない】感情を持っています。
損をしているという感情があるとブレーキになります。

ただ、性格改善という通常のネガティブ思考や自虐思考を直すことよりも難しいです。
ネガティブ思考や自虐思考はご自身でも嫌だ、ダメだと気づいているため「やめたい」という気持ちが働き、改善が早いです。

一方で、依存症の改善の場合、そもそも脳が快感と思ってやっているもの、つまり、【得をしていると考えているもの】を止めることが必要です。
そのため、大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)でも3ヶ月ほど(5回程度)要します。

その後のフォローで1-3ヶ月に1度のカウンセリングで再発防止をしっかりとしていきます。
性依存症は改善されても、満たされる状態を作ることを行わないといつまたなるかわかりません。
ある種の洗脳状態を解くことと自分を充実させるものを作るのに時間を要します。

性依存症(セックス依存症)の改善実例の紹介

性依存で苦しむ女性(30代)の方。(掲載許可を得ています。)
4年前に性行為をしてからずっと相手を変えては繰り返していくなどあり、苦しくなり大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)にお越しになりました。

改善期間:3ヶ月(4回)、その後通常カウンセリングを数回行って無事に改善できました。

カウンセリングで発見した性依存になったきっかけ:
恋人ができないから自分なんか価値がないと考えるようになり、自分の充実、満足というのが極端に減ってしまった。
そうした中で自分にかまってくれる人がいて、体の関係に。
そこから自分が必要とされているという感覚になった。
自分に自信がないため、恋愛もできない状態。

カウンセリングでの改善方法:
まず、これが自分にとって本当にメリットが有ることなのかをノートを使い書き出し、そのときにどんな寂しさや悲しさなどの負の感情が出たのかを整理。
ワイズ式の認知行動療法でなぜそう考えてしまうかを実例から分析。

カウンセリングでノートでなぜデメリットになっているのか、どんな点がデメリットかをご自身で知って頂き、注意点ノートを作成。
いつでも見れるようにし、毎日朝と晩に見る、似たような感情になったときも見るなど繰り返していきました。

依存の考えがなくなってからも自分を充実させるために打ち込むことなどをカウンセリングで見つけていき、いわゆるきちんとした恋愛ができるようにしました。
過去の罪悪感で恋愛中も苦しかったということで、カウンセリングルームに恋人の方もお越しいただき、どういう事が起きていたかをカップルカウンセリングでお話しました。

こういう話は本人からどう説明してよいかわからないものばかりです。
性依存の仕組みや接するときの注意点をお伝えし、恋人の方に安心して頂くようにしました。
※パートナーの方も苦しい気持ちになっているため、パートナーの方向けのカウンセリングも重要です。

結果として、1人しかいない恋人という存在に受け入れてもらえたという安心感で恋愛にも臆病にならずに向き合うことができ、性依存症も改善されました。

松原 吉宏(まつばら よしひろ) 心理カウンセラー

専門:自信喪失、依存症、婚活、適職相談、ビジネススキルなど

どん底の気持ちで自信なく、毎日を過ごすのは大変です。また、依存は理解されず相談が難しいと思います。自信と依存は深い関係にあります。まず、苦しい毎日を送らない、自分や他人を傷つけないようにしていけるといいですね。数回で改善できるものも多いです。適職、ビジネススキルはワイズ就活塾の塾長として社会人の指導経験も豊富です。不安もあると思いますので、まずはお問い合わせくださいね。

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