パートナーとのセックスレスに悩み、話し合いをしようと考えたとき、多くの人は「自分の素直な気持ちを伝えること」を最優先に考えがちです。
ネット上の情報や周囲への相談でも、「自分がどう思っているかを相手に伝えよう」というアドバイスがよく見られます。しかし、実はその方法にはリスクも潜んでいることをご存知でしょうか。
自分の気持ちをぶつけることが、かえって相手を追い詰めてしまうこともあります。
この記事では、セックスレス解消に向けた、より建設的でリスクの少ないコミュニケーション方法について解説します。
【データで見る】2組に1組?決して珍しくない現実
「私たちだけがおかしいの?」と不安になる必要はありません。
調査によると、既婚者の約半数(48.3%)がセックスレスに該当するというデータがあります。
特に仕事や育児が忙しくなる30代後半~40代で急増しており、男性は「仕事の疲れ」、女性は「日々の余裕のなさ」が主な原因です。つまり、愛情が冷めたからではなく、生活の忙しさによるすれ違いが大きな要因なのです。
セックスレスの正体とは?「愛がない」は誤解です

まず、大切なことをお伝えします。
「レスになったら終わり」ではありません。
一般的に「1ヶ月以上ない状態」などと定義されますが、
本当に重要なのは回数や期間ではありません。
「二人の間でその状態をどう感じているか」
という、主観的な満足度こそが重要です。
× レス = 愛がない = 離婚・浮気
〇 レス = すれ違いのサイン = 修復の余地あり
「愛しているけれど、性欲が湧かない」
「家族としての絆は強いが、恋人感覚が薄れた」
こういったケースは多々あります。
今の状態は「関係の終わり」ではなく、
「新しい関係性を作るためのスタート地点」だと捉えてみましょう。
なぜレスになるの?隠された心理と原因
原因は「男性側」「女性側」のどちらか一方だけにあるとは限りません。
多くの場合、日々の忙しさや疲労がベースにあります。
しかし、大阪ワイズカウンセリングで多くのご相談を受ける中で、
特に重視しているのが「心理的なすれ違い」です。
知らず知らず起きている問題
セックスレスの原因は、二人の関係だけでなく、個人個人の悩みからくるものもあります。
ただ、今回のブログでは複雑になるため、二人の関係で例示します。
- 安心感の低下:
普段の会話が少なく、相手が何を考えているかわからない。 - 価値観の違い:
金銭感覚や子育ての方針など、対立が持ち込まれている。 - 拒否の積み重ね:
過去に断られたことがトラウマになり、誘えなくなっている。
これらの「言葉にできていない不満」が積み重なると、
相手に心を許すことができず、
結果として身体の触れ合いも避けるようになってしまいます。
想像してください。
しんどい相手と思ってしまう人と性行為をしたいと思うかどうかです。
まず、お二人の状態を整えることでカウンセリングではメス入れすることが多いです。
セックスレスを解消したいという気持ちがあり、それが課題。
だからそこを見るのではなく、自然とセックスしたいと思える状態を目指します。
「I(アイ)メッセージ」の落とし穴
コミュニケーションの技法としてよく推奨される「I(アイ)メッセージ」。
これは「私(I)」を主語にして気持ちを伝える方法ですが、セックスレスの話し合いにおいては、使い方次第で逆効果になることがあります。
これまで良しとされていた伝え方が、実は相手にとって強いプレッシャー(押し付け)になってしまうケースがあるのです。
「(私は)あなたと触れ合えなくて寂しい」
「(私は)もっとつながりを感じたいと思っている」
これらは自分の正直な気持ちですが、受け取る側からすると「あなたのせいで私は寂しい」「あなたがもっと努力すべきだ」という無言の要求や責められている感覚に陥りやすくなります。
「(二人で)一緒に楽しい時間をまずは作りたい」
「(二人で)思うことを共有したい」
主語を「私」から「二人(私たち)」に変えるだけで、問題が「あなた個人の責任」から「二人の課題」へと変わります。「二人で」という言葉があるからこそ、役割分担をしている感覚が生まれ、双方が重圧を感じにくくなるのです。
アイメッセージは万能ではなく、このケースでは方法として間違っている場合もあることを知っておいてください。
苦しさをわかってもらうことがゴールではない
話し合いの中で、つい「自分がどれだけ辛いか」を相手に理解してもらおうと必死になってしまうことがあります。
しかし、本来の目標は「セックスレスの改善」であり、「苦しみの共有」ではないはずです。
もし、あなたの苦しさを相手が完全に理解してくれたとしても、それであなたが楽になる一方で、今度は相手がその重みを受け止めきれず、悩み、落ち込み、しんどさを抱えてしまうこともあります。
これでは関係性は改善しません。
お互いの気分が悪くならない状態を作る
解決のためには、多少遠回りになったとしても、相手も自分も気分が悪くならない、あるいは少しでも気分が良くなる状態を作る必要があります。
言いたいことをすべて吐き出したい場面で、若干我慢が必要になる局面もあるでしょう。
しかし、そこで相手に配慮して「少し頑張ってみる」ことが、結果として二人の関係を前進させる近道になります。
まずは専門家に相談を
パートナーへの伝え方やタイミングに迷ったら、カウンセラーに相談するのも一つの方法です。
第三者の視点が入ることで、冷静に状況を整理できます。
カウンセリングのご予約について
お問い合わせは、公式LINEにて受け付けております。
その際、メッセージで「セックスレスの相談」とお知らせください。
ご相談内容に合わせて、どのカウンセラーが担当するのが良いか、最適任者をご提案させていただきます。
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