Recently updated on 12月 17th, 2025
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小学生の不登校(登校拒否・行き渋り)
原因整理と親の対応|大阪ワイズカウンセリング
朝になるとお腹が痛くなる。玄関で固まる。学校の話題になると黙る。
小学生の不登校(登校拒否)や行き渋りは、「甘え」「怠け」では片づけられない状態として増えています。
文部科学省の調査でも、小学校の不登校児童数は 137,704人(令和4年度)にのぼります。これは不登校全体の約4割を占める数字です。
「まだ小学生だから大丈夫」と思いたい反面、保護者の方は「勉強が遅れるのでは」「仕事を休まなければならない」と、毎日心も体もすり減ってしまいやすい時期です。
このページでは、小学生不登校の“あるある”、よくある原因(行き渋り・母子分離不安など)、つい家族がやってしまいがちな逆効果な対応、そして回復へ進むための具体策を整理します。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)では、初回から「話を聞いて終わり」ではなく、何をすると改善しやすいかをその場で明確にしていきます(オンラインはLINE通話・顔出し不要で全国対応)。
小学生の不登校とは(登校拒否・行き渋り・五月雨登校も含む)
小学生の不登校は、形がさまざまです。
- 登校拒否: 学校に行けない日が続く
- 五月雨登校: 行けたり行けなかったりする
- 別室登校・保健室登校: 教室には入れないが学校には行ける
- 行き渋り: 朝だけ強く拒否反応が出る、親と離れるのを極端に嫌がる
大切なのは「学校に行かせる/行かせない」の二択ではなく、今の状態がどのタイプで、どこが詰まっているのかを見立てることです。
小学生不登校の“あるある”(よくあるサイン・状態)
保護者の方からよく聞くのは、次のような変化です。
- 朝になると頭痛・腹痛・吐き気が出る(病院では異常なしと言われる)
- 「教室がしんどい」「先生が怖い」「友達が嫌」など理由が日によって変わる
- 宿題・準備の話をすると怒る/泣く/黙る
- ゲームやYouTubeはできるのに、学校の話題になると固まる
- 夜更かし、昼夜逆転、不眠・過眠
- 家族にだけ当たる、きょうだい喧嘩が増える
- 担任と合わない、連絡帳や電話のやり取りがストレス
- 親が仕事を休む・辞めることを考え始めるほど家庭が限界になる
「家では元気そうに見える」のに学校は無理、というケースも少なくありません。
だからこそ、家庭・学校・本人の特性(不安の強さ、刺激への敏感さ等)を分けて整理していく必要があります。
小学生の不登校の原因(よくあるパターン)

小学生の不登校原因は、1つに決まらないことがほとんどです。よくある組み合わせは以下です。
1)学校の環境が合わない(担任・クラス・ルール)
- 担任との相性、叱責が怖い、安心できない
- 友達関係(距離感、仲間外れ、からかい)
- 集団行動や音・匂い・視線がつらい(感覚過敏)
2)不安が強く、切り替えが苦手(心の緊張が抜けない)
- 失敗が怖い、完璧にやろうとして疲れ切る
- 発表・当番・給食・体育など“特定場面”で固まる
- 朝が特にしんどい(登校刺激で体が反応する、母子分離不安)
3)家庭側の負担が限界(親の疲労・家族関係の悪化)
- 親が焦って叱る→悪化→さらに焦る、のループ
- 家族が不登校をきっかけにギクシャクする
- 祖父母や周囲の言葉(「甘やかしだ」等)で親が孤立する
※不登校が長引くほど、欠席日数が増え、長期欠席(90日以上)に入っていくケースもあります。
家族が“つい”やってしまうけど逆効果になりやすいこと
良かれと思ってやっているのに、状態が悪化する対応もあります。
- 「なんで行けないの?」と詰める(理由探しが尋問になる)
- 無理に引っ張って連れて行く/玄関で長時間説得する
- ごほうびで釣る(次の日はさらに拒否が強まることが多い)
- 担任や学校への怒りを子どもの前で強く出す(子供の不安が増える)
- 「このままだと将来困る」と脅す(小学生ほど恐怖が残る)
- 親が全部背負い込み、限界まで我慢する(共倒れになる)
ポイントは、短期で「登校」だけを目標にしすぎないこと。状態に合わない目標設定は、親子ともに消耗します。
回復へ進むために:小学生不登校の“現実的な対応”
大阪ワイズカウンセリングの考え方
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)では、まず「様子見」ではなく、状況を分解して改善ルートを作ります。ご家族だけの相談でも進められます。
- STEP 1: いつ/どこで/何が一番しんどいかを整理
(例:教室なのか、登校班なのか、担任なのか、友達なのか、朝の準備なのか) - STEP 2: 児童心理の視点で“複数の可能性”を立てる
(不安の強さ・刺激への敏感さ・対人ストレス・家庭内の疲労などを切り分けます) - STEP 3: 声かけ・対応を変えて、反応を見る(小さく試す)
(「学校に行け」ではなく、安心が増える手順に変え、変化の有無を確認します) - STEP 4: 改善が出るやり方を残し、合わないやり方を捨てる
家庭の接し方(育児スキル)と、学校との連携方法を同時に整えます。
「子どもを変える」より先に、家族としての打ち手を増やすことで、見える景色が変わっていきます。
勉強の遅れが不安なとき(小学生不登校と学習)
不登校の相談で多いのが「勉強が遅れるのでは」という不安です。
ただ、回復期に大切なのは、焦って詰め込むよりも以下の順序です。
- まず生活リズム(睡眠・食事・外の空気)
- 短時間でできる学習(10分、1枚、1単元)
- できた実感(自己肯定感の回復)
必要に応じて、フリースクール、学習支援、家庭教師、オンライン教材なども現実的な選択肢になります。
「学校に戻る」だけが正解ではなく、本人の回復に合う居場所を確保することが近道になる場合もあります。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)に相談するメリット
- 分野別の専門カウンセラーが在籍: 不登校・児童心理、親子関係、家族関係、本人の不安など、悩み別に担当を選べます。
- 保護者だけの相談でも進められる: 本人が来られない段階でも、家庭の関わり方を変えることで動きが出ることがあります。
- オンラインはLINE通話(顔出し不要)で全国対応: 外出が難しい時期でも相談できます。
- 初回から“やるべきこと”を明確にする実践型: 何が原因で、何を変えると改善しやすいかを整理し、ご家庭に合わせたやり方を一緒に作ります。
初回カウンセリングのイメージ(保護者の方へ)
ご予約後、まずはLINE宛に「仕事で困っていること」ではなく、“不登校で困っていること”を箇条書きで送ってください。
(例:朝の腹痛/担任の話題で固まる/友達関係が不安/家族にだけ怒る/勉強への拒否 など)
初回は「話を聞いておしまい」ではありません。
それぞれの課題を徹底的に整理し、何をすると改善しやすいかを初回からお伝えします。
カウンセリング料金
お子様のみ、または親御様のみの個別相談です。
親子ご一緒、またはご家族でお越しいただき、認識のすり合わせや関係調整を行います。
※表示価格は税込です。
ただ、小学生の時期は親御さんの不安が強く、「良かれと思ってやった対応」が逆効果になってしまうことも少なくありません。
ブログで「やってはいけないこと」などの知識を深めつつ、「今日、玄関でどう声をかけるか」という具体的な実践については、専門家と一緒に決めていきましょう。

