家族を亡くしたとき後悔を残さないために
葬儀や法要(初七日・四十九日・一周忌)、香典返し、役所の手続き、名義変更(銀行口座・不動産・保険・公共料金)、相続や相続税の申告、遺品整理や生前整理、喪中の過ごし方の準備……
この時期は“やること”が多く、心を置き去りにして前へ進むだけで精一杯になりがちです。
ひと区切りついた静けさの中で、遅れて喪失感が出て、うつっぽさや体の重さとして現れることがあります。
それは自然な反応です。
大切なのは、どんな結末であっても後悔をできるだけ残さないために、今できることを少しずつしていきましょう。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
つらさの波には「自然な反応」と「ケアが必要な反応」があります。
区別を知るだけでも呼吸がしやすくなります。
起きやすい気持ち・からだの反応(例)
- 不意にこみ上げる悲しみ、罪悪感や「もっとできたのでは」の思い
- 怒り・無力感、孤独感(人といても孤独)
- 不眠/過眠、食欲の変化、動悸・息苦しさ、集中しづらさ
- 写真や匂い、季節や記念日で強く揺れ戻る(“記念日反応”)
- 家事や仕事に手がつかない/逆に過剰に頑張ってしまう
長く強い悲しみが続く場合には、専門的サポートが役立ちます。
近年は「持続性複雑悲嘆(PGD)」として整理され、うつ・不安・PTSDと重なりやすいことも知られています。
突然の喪失など状況によって負担が増すこともあります。
- 6〜12か月を過ぎても日常の役割がほとんど戻らない/機能低下が続く
- 会いたい思いと現実が折り合わず、強い苦痛がほぼ毎日続く
- 極端な自責、危険な行動や依存的対処に傾く
何がつらいのか(よく挙がる声)
- 「日常の小さな瞬間」に押し寄せる波(朝や夜に強い)
- 役割の変化(家計・家事・育児・介護)の重圧
- 周囲の無理解な言葉(「早く元気になって」など)への傷つき
- 手続きや法要・相続の実務で心の時間が奪われる
- 命日・季節の行事での揺れ戻り
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うつっぽさ、無気力の克服ではきっかけがない場合が多いです。
だからこそ、今の状態で何ができそうかを考え、行動に移す。
できなさそうなことは考える必要がないこと、難しいことと教え込んでいきます。
この繰り返しですべきことに向き合う習慣を作り、落ち込み時間を減らしていけます。
以前できていたことにも目を向け、何がネックになるのかも見つけ、元の生活習慣を取り戻します。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)なら
プライバシーに配慮し、オンラインはLINE通話(顔出し不要)で全国対応、対面は大阪(梅田・難波)・東京で実施します。
進め方(一例):
- 気持ちの言語化と“過度な自責”を緩める練習
- 1日の中の小さな再開(体力・役割・交流)を一緒に設計
- 記念日や行事の波を乗り切る計画づくり
- 再発予防と、亡くなられた方との“新しいつながり”の持ち方を整える
感情だけでなく、生活・仕事・家族関係まで含めた現実的な選択肢を一緒に整理します。
【対応可能な専門カウンセラー】
自信喪失(喪失感)の専門家:松原
うつ状態、気力が出ない悩みの専門家:大平
どちらのカウンセラーでも対応可能です。
ご都合のいい日時でご予約ください。
迷っている段階でも大丈夫です。
後悔をできるだけ残さないために、
今できることと向き合い方を一緒に見つけていきましょう。
対面またはオンライン(LINE通話・顔出し不要)から、
ご希望の方法をお選びいただけます。

