中学生の不登校・登校拒否|親の対応と改善の糸口(大阪・オンライン)

Recently updated on 12月 17th, 2025

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中学生の不登校・登校拒否|親の対応と改善の糸口
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)

中学生の不登校(登校拒否)は、親御さんが「どう接すればいいのか分からない」「理由がわからない」「このまま高校受験や進路は大丈夫なのか」と、毎日気を張り続けてしまいやすい問題です。

そして現実に、不登校の生徒数は非常に多く、文部科学省の調査でも中学校の不登校生徒数は 216,266人 と報告されています。

このページでは、中学生不登校のあるある(よくある状態)、原因の整理、親の対応で押さえるポイント、そして具体的な支援の進め方まで、分かりやすくまとめます。

中学生の不登校(登校拒否)とは

「学校に行きたい気持ちはあるのに、朝になると動けない」
「教室に入ることを想像しただけで、しんどくなる」
「本人も理由をうまく説明できない」

こうした状態が続くのが、中学生の不登校/登校拒否の典型です。
調査では、不登校の背景として学校側が把握した“相談内容”に、やる気が出ない、生活リズムの不調、不安・抑うつ、学業不振などが挙がっています。

つまり「怠け」ではなく、心身の負荷が限界に近いサインとして表れやすい、ということです。

不登校中学生のあるある(親が直面しやすい現実)

  • 朝になると腹痛・頭痛・吐き気・動悸などが出て「学校に行けない」
  • 起きられない/昼夜逆転が進む(生活リズムが崩れる)
  • 部屋から出ない、会話が減る、家族と目を合わせない
  • スマホ・ゲームの時間が増える(現実から距離を取る形になりやすい)
  • 「理由がわからない」「学校の話題を出すと怒る・黙る」
  • 友人関係が急に切れる/LINEやSNSで疲れ切っている
  • 期末テスト・提出物・内申の話で親子が衝突する
  • 「このまま高校受験は?」「進路は?」と親が焦ってしまう
  • 親が疲れた、限界、涙が止まらない(不登校の親のメンタルが持たない)

ここまで来ると、親御さんが頑張り続けるだけでは、状況が動きにくくなります。
大切なのは、原因を“ひとつ”に決め打ちしないで、構造として整理することです。

中学生の不登校の原因(よくあるパターン)

中学生の不登校の5つの原因(学校ストレス・学業・心身不調・家庭・発達特性)と親御さんのつらさ(理由不明・自責)のまとめ図解

中学生の不登校は、ひとつの原因ではなく、複数が重なって起きることが多いです。

1)学校内のストレス(いじめ・友人関係・先生・部活)

  • いじめ(はっきりした攻撃だけでなく、無視・空気・グループの圧)
  • 先生との相性、注意のされ方で心が折れる
  • 部活の人間関係・上下関係、レギュラー争い

2)学業不振/勉強のつまずき(提出物・テストが苦痛)

  • 分からないのに聞けない
  • 遅れが怖くて、行けない
  • 「どうせ無理」が強くなる(自信がない・自信喪失)

※このとき、塾に行く前に“どこが・なぜ止まっているか”を分解しないと、逆に負担が増えることがあります。

3)心身の不調(睡眠・自律神経・不安)

  • 生活リズムの不調が続く
  • 朝が特にしんどい
  • 起立性調節障害が疑われるような状態

※医療的な確認が必要そうなときは、医療機関と並行する判断も大切です。

4)家庭内のコミュニケーションのズレ(親子関係)

  • 心配ゆえの詰問が増える
  • 本人は責められていると感じる
  • 家族の空気がピリピリし、家が安全基地になりにくい

5)発達特性・感覚過敏・こだわり(本人の“つらさの型”)

  • 集団が苦手、刺激が多い場所がしんどい
  • 切り替えが苦手で、朝の負荷が大きい
  • 完璧主義で失敗が怖い

ここを見落とすと「気合い」「甘え」の話になり、親子関係が消耗します。

親の対応で逆効果になりやすいこと(よくある罠)

親御さんが悪いわけではありません。ただ、不登校中学生では次の対応が“結果的に”悪循環を作りやすいです。

  • 理由を毎日問いただす/説教して理解させようとする
  • 休んだ罰としてスマホ・ゲームだけを取り上げる
  • 兄弟や他の子と比較する
  • 「このままだと将来困る」と不安をぶつける
  • 無理やり連れて行く(本人の恐怖が強い段階)

大事なのは、“登校させる技術”より、回復できる土台を作ることです。
土台が整うと、登校・別室登校・教育支援センター・フリースクール・ICTなど、選択肢が現実的に使えるようになります。

まず家庭でやるべき「整理」:理由がわからない時ほど効きます

中学生の登校拒否で一番つらいのは、親御さんが「どうしたらいいか分からない」状態が続くことです。
大阪ワイズカウンセリングでは、最初にここを整理します。

  • 事実:いつから、何が起きると、どんな反応になるか
  • 感情:親の不安、怒り、罪悪感、本人の恐怖・恥ずかしさ
  • 仮説:友人関係/学業/体調/家庭内の緊張 など、複数で持つ
  • 最初の一手:負担が少なく、効果を検証できる行動を決める

この整理ができるだけで、親御さんのメンタルが持ち直しやすくなります。

大阪ワイズカウンセリングでの支援:初回から「やること」を明確にします

「初回は話を聞いておしまい」「ふわりとした目標づくりだけ」ではなく、1回目から“何をすると改善するか”を具体化します。

事前にお願いしたいこと(簡単で大丈夫です)

初回までに、LINE宛に「今困っていること」を箇条書きで送ってください。

例)

  • 朝起きられない/学校の話題で怒る/部屋から出ない
  • いじめが疑わしい/友達と切れた/提出物が白紙
  • ゲームが増えた/昼夜逆転/家族と会話がない
  • 親が疲れた、限界、夫婦で意見が割れる

初回で行うこと(“徹底分析→改善策の設計”)

同じ「不登校 中学生」でも、止まっている場所が違います。そこで、状況を分解します。

例:「学校の話になると黙る」場合

→ ①考えが整理できず言葉にならない(思考の整理が必要)
→ ②言葉はあるが言うのが怖い(伝えるスキル/関係性の不安が強い)
→ ③言うと責められる経験がある(家庭内コミュニケーションの再設計)

このように、“何が詰まっているか”を特定し、何をすると改善できるかを明確化します。
その上で、ご家庭ごとにオーダーメイドのワーク(声かけ・会話の組み立て・生活リズムの整え方・学校とのやり取りの方針など)を作成します。

~解決の4ステップ~(親御さんだけの相談でも進められます)

中学生の不登校は「本人を連れて来ないと無理」と思われがちです。
しかし、ご家族の関わり方・家庭内の空気・会話の構造が変わるだけで、状況が動き出すことは珍しくありません。

  • STEP 1: ご家族の気持ちの整理(不安・怒り・焦り・罪悪感を言語化)
  • STEP 2: 事実と感情を分ける(推測・想像・願望を一旦分離)
  • STEP 3: 複数の仮説を立て、対処法を提示(学校/体調/対人/学業)
  • STEP 4: 方法を実践→反応を確認→修正(一緒に“検証”する)

「何が原因か分からない」状態を、「次にやることが分かる」状態へ変えていきます。

高校受験・進路が不安なご家庭へ(不登校の“将来リスク”を現実的に減らす)

中学生は、高校受験や進路が視野に入る時期です。
だからこそ、不登校を「放置」ではなく、選択肢を増やす方向で整えることが重要です。

  • 別室登校、保健室登校、教育支援センターの利用
  • フリースクール、中学生の学び直し、ICT学習の出席扱い
  • 学校との連携(担任・学年主任・スクールカウンセラー等)
  • 受験の考え方(内申・出席・学習状況を踏まえた現実的設計)

文部科学省の調査でも、不登校の児童生徒の一定割合は学校内外で専門的な相談・指導等を受けています。
「相談する=特別」ではなく、“状況を動かすための普通の手段”になっています。

悩み別に、他の専門カウンセラーにも相談できます

不登校は、親のメンタル、夫婦の意見の割れ、家庭内の関係悪化などに波及しやすいテーマです。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)では、悩み別に複数の専門カウンセラーが在籍しているため、

  • 親のストレス・不安・抑うつ
  • 夫婦関係(方針が割れる)
  • 家族内コミュニケーション

など、必要に応じて別の専門家とも連携して進められます。

相談方法(対面/オンライン)

  • 対面:大阪(梅田・難波)/東京
  • オンライン:LINE通話(顔出し不要可)で全国対応
  • プライバシー配慮:家庭や学校に知られたくないご相談にも配慮します

カウンセリング料金

カウンセリング(個別相談) 13,000円 / 50分

お子様のみ、または親御様のみの個別相談です。

本人・ご家族との三者カウンセリング 18,000円 / 60分

親子ご一緒、またはご家族でお越しいただき、認識のすり合わせや関係調整を行います。

※表示価格は税込です。

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実際に相談された方からの「生の声」をご覧ください。
「もっと早く来ればよかった」という声を多数いただいています。

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最後に:親が限界になる前に、いったん“道筋”を一緒に作りませんか

中学生の不登校(登校拒否)は、親御さんの頑張りだけで抱え続けるほど、苦しくなりやすい問題です。
だからこそ、まずは一度、状況を分解して「何をすれば動くか」を明確にしましょう。

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【コラム】思春期の心と対応のヒント
中学生の不登校や対応のコツについて、ブログで発信しています。
しかし、中学生は思春期真っただ中です。親御さんが正しい知識を持って正論を伝えても、「親に言われたから」という理由だけで反発してしまうことが多々あります。
ブログで親御さんの気持ちを整理しつつ、お子様本人へのアプローチについては、第三者(カウンセラー)をうまく頼ってください。
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