夫婦喧嘩で「やってはいけない」5つのこと|仲直り・解決のためのルールと心理学

Recently updated on 12月 9th, 2025

夫婦喧嘩で「やってはいけないこと」——同じケンカを繰り返さないために

「また同じことで言い合いになってしまった」「謝ってもモヤモヤだけが残る」——

夫婦喧嘩そのものが悪いわけではありませんが、“やり方”を間違えると、関係そのものを傷つけてしまうケンカになります。
ここでは、夫婦喧嘩で起きがちなパターンと「やってはいけないこと」、そして

「この繰り返しをそろそろ終わりにしたい」と思ったときにできることを整理します。

最後に、大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)の夫婦・カップルカウンセリングでお手伝いできることもご紹介します。

1.夫婦喧嘩で起きがちな「やってはいけないこと」

夫婦げんかでやってはいけないことの図

① 人格を攻撃する言葉で責める

「だからあなたはダメなんだ」「いつもそうだよね」と、
行動ではなく人格そのものを否定する言い方は、関係に深い傷を残します。

例:
「片付けてない」→「本当にだらしない人だ」
「今日の約束を忘れた」→「家族のことなんてどうでもいいんでしょ」

一度出た言葉は戻せません。「事実(してほしかったこと)」と「感情(どう感じたか)」を分けて伝えることが、関係を守るポイントです。

② 過去の出来事を“まとめて”持ち出す

今のケンカとは少しズレた、何年も前の出来事まで一気に持ち出すパターンもよくあります。

例:
「前にも同じことあったよね?」
「結婚前からずっとそうじゃない」

相手から見ると「もう一生許されないのか」と感じやすく、話し合いは「現在のテーマ」からそれてしまいます。
その場のケンカのテーマを一つに絞ることが大切です。

③ 無視・沈黙で相手をコントロールしようとする

「口をきかない」「目を合わせない」など、沈黙で相手を罰する形も、関係を冷え込ませます。

例:
数日間、挨拶も返さない
必要最低限の連絡だけで、あとは完全に無視する

一時的に「自分が優位に立った」ように感じても、実際には安心感や信頼感が大きく削られます。
「今は落ち着きたいから、少し時間をおいてから話したい」と言葉にして、距離を取るほうが建設的です。

④ 子どもや第三者を巻き込む

子どもや親、友人に味方をさせる形でのケンカも、避けたいパターンです。

例:
「ママ(パパ)が悪いよね?」と子どもに同意を求める
親や友人に一方的な話だけをして、「みんなもあなたが悪いって言ってる」と伝える

その場では味方が増えたように感じても、関係の“問題”が夫婦以外に広がってしまうため、修復が難しくなります。

⑤ 別れ話を“脅し”として何度も使う

本気で考えていないのに、「そんなに嫌ならもう別れようか」と
“脅し”として離婚を口にするのも、心をすり減らす行動です。
相手は「いつか本当に捨てられるかも」という不安を抱え込むようになり、

本音が言えなくなったり、逆に攻撃的になったりと、関係はさらに不安定になります。

2.そのケンカ、本当に“解決”に近づいていますか?

夫婦喧嘩の場では、

  • 「自分の正しさ」を証明すること
  • 「相手を言い負かすこと」

にエネルギーが向きやすくなります。
しかし、どちらかが勝って終わるケンカは、実は誰も勝っていません。

負けたほうは不満や悔しさをため込み、勝ったほうも「また同じことが起きるかもしれない」という不安を抱えます。
本当に大切なのは、

「どちらが正しいか」ではなく、「これから二人の関係をどうしていきたいか」

という視点に立ち戻ることです。

3.繰り返しをやめるためにできる3つの視点

夫婦げんかにカウンセリングができること

① 感情の前に「事実」を整理する

ワイズの夫婦カウンセリングでは、まず出来事を事実ベースで整理するところから始めます。

  • いつ、どんなきっかけでケンカが始まるのか
  • そのとき、どんな言葉・態度が出やすいのか
  • 子どもや仕事、家事などにどう影響しているか

これを第三者(カウンセラー)が一緒に整理するだけで、

「相手の性格のせい」ではなく、「パターンの問題」が見えやすくなります。

② 「相手への攻撃」ではなく、「自分の本音」として伝える

「なんでいつもそうなの?」ではなく、
「あのとき、こう感じてつらかった」という形で、
“評価や説教”ではなく“自分の気持ち”として伝える練習をしていきます。
たとえば、

「休日もスマホを見てばかりで、家族と過ごしたい私の気持ちが置き去りにされたようで、悲しかった」

という形にすると、「責められている」という防衛が少し和らぎ、
お互いの本音が見えやすくなります。

③ 「やらないこと」と「やること」のルールを決める

ケンカをゼロにすることは現実的ではありません。
大切なのは、“やってはいけないライン”と“やると決める行動”を二人で共有することです。

【やらないことの例】

  • 人格否定の言葉は使わない
  • 子どもを巻き込まない
  • 別れ話を脅しとして使わない

【やることの例】

  • 感情が高ぶったら、一度休んでから話す
  • 週に1回、「責めないで話す時間」をとる
  • 守れなかったときは、必ずその後フォローの話し合いをする

こうしたルールは、第三者が入りながら決めることで、
どちらか一方が我慢するのではなく、“二人の合意”として続けやすい形にできます。

4.大阪ワイズカウンセリングで夫婦喧嘩を整えていくとき

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)の
カップル・夫婦カウンセリングは、次のような方によく選ばれています。

  • 二人で話そうとすると、すぐ感情的になってしまう
  • お互いに譲れないことが増え、「疲れ切っている」
  • 修復か、距離を取るか、冷静に考えたい
  • 子どもの前でケンカしてしまい、「これでは良くない」と感じている

【ワイズカウンセリングの強み】

  • オンライン全国対応・対面(大阪・東京)
    お子さんがいるご家庭でも、移動の負担を減らしながら相談できます。
  • 短期間での改善を目指すスタイル
    「話を聞いて終わり」ではなく、行動や考え方の具体的なステップを一緒に決めていきます。
  • 関係の“勝ち負け”ではなく、“これからどうするか”を整理する場
    どちらが悪いかを裁くのではなく、二人のこれからの選択肢と行動プランを整理することを重視しています。

5.「このケンカを最後のパターンにしたい」と思ったら

夫婦喧嘩の渦中にいるとき、
「自分たちだけで何とかしなければ」と頑張り続けてしまう方はとても多いです。
けれど、二人だけでの話し合いが限界にきていると感じたときは、

第三者に場を整えてもらうことも、立派な“努力”の一つです。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波・東京)では、

  • 対面(梅田・難波・東京)
  • オンライン(LINE通話・顔出し不要可)で全国対応

のかたちで、夫婦・カップルのご相談をお受けしています。

「このまま同じケンカを繰り返すのはもう終わりにしたい」
「一度、誰かに間に入ってもらって冷静に考えたい」
そんなタイミングで相談いただくことがほとんどです。

ご希望があれば、まずは

を一度ご覧いただき、
「一度話をしてみてもいいかもしれない」と感じたときに、ご予約をご検討ください。

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