Recently updated on 3月 2nd, 2025
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)うつ病・不安障害専門カウンセラーの大平真由美です。
人からどう思われているか気になったり、急に体調不良に襲われたらどうしよう、といった心配が頭から離れないという方も多いと思います。
毎日の生活の中で、漠然とした不安や心配を慢性的に持ち続けるのは、しんどいですよね。
今回は、そんな不安と上手に付き合っていくコツについてお話ししていきます。
不安だから緊張する、ではどうするとよいでしょうか。
不安に感じるのは身を守るため!?
たとえば、暗い夜道を歩いていて、誰もいないはずなのに、どこかからガサガサっと音が聞こえたら、反射的に身構えますよね?
これは、「なんだろう?」と頭で考えるより先に、脳の中にある偏桃体が反応し、「大変だ!」と評価するからなのです。
そして、こんな風に考えると思います。
・怖い
・危険かもしれない
・どうしよう
偏桃体という神経細胞が「危ない!」という評価を体に伝えることで、自分の身を守ろうとしているのです。
これは、はるか昔の類人猿の時代から備わっていた力で、敵に襲われないために必要な大切な力でもあります。
不安の正体をつかもう
お化け屋敷が怖い理由
お化け屋敷に入った時のことを思い出してみて下さい。
どこにどんなお化けが潜んでいて、いつ出てくるか、何をされるか分からない恐怖で、ドキドキしますよね。
でも、もし、どこにお化けが隠れているということや、どのタイミングで何をしてくるかまで、あらかじめ分かっていたらどうでしょう?
そして、そのお化けは、実はアルバイトのお兄さんで、学費を稼ぐために頑張っている人だという情報もあったとしたら…
そこまで具体的に分かってくると、少しずつ怖さも薄れてくると思います。
よく分からないものに不安に感じるのは、身を守るために自然なことです。
でも、不安の正体が何かわかってくると、そんなに身構えなくても良いということが分かってきますね。
わからないことによって不安になるという仕組みを理解して下さい。
不安の中身を分解する〜何が怖いのかを理解〜
不安に感じるのは、何が不安なのか自分でも分かっていないからです。
なんとなく漠然とした大きな不安だと思うと、対処のしようもないと感じられるのも自然なことです。
でも、何が不安なのか、不安の中身を一つ一つ明らかにできると、漠然としていたものが具体的になっていきます。
そうすれば、その一つ一つについて、どうすれば良いかを考えていく、というステップに進むことができます。

でも、これまでの考え方の癖などもあったりしますから、1人で考えていると行き詰ってしまうことも多いです。
そんな時は、カウンセラーの力を借りながら、不安の中身を一緒に分解していくことがおすすめです。
カウンセラーの投げかけに答えていく中で、自分にはない観点に気付いたり、捉われに気付くこともよくあります。
自分が思っていた不安と論理的にカウンセリングで整理した不安が異なる場合もあります。
正確に不安の正体を知ることが大切です。
不安の正体が分かったら〜正しく行動して解決!〜
お金や健康の心配なら、どうなったら心配でなくなりそうか、そのためにできることは何かを明らかにすれば大丈夫です。
考え方や物事の捉え方から不安が強化されているのだとしたら、他の捉え方もできるように会話の中で促していきます。
不安の正体が見えてきたら、それぞれについて、どうしていくと良さそうかを一緒に考えていきます。
人より不安を感じやすいと、常に緊張状態にありますから、それだけで疲れてしまいます。
そして、そんな自分を責めてしまって、さらに疲れるというループにはまることも。
不安に思うのは、危険から身を守ろうとしているわけですから、そんなあなたの心をまずは労ってあげましょう。
そして、あなたの心が喜ぶことを取り入れていくことが大切です。
心と身体はつながっているため、心の辛さが限界まで来ると、身体症状として表れることがよくあります。
だからこそ、不安な気持ちは1人で抱えないことが大切です。
客観的に話を聴くことで気づきを促し、なりたい姿を実現するために、専門家ならではのアドバイスが可能です。
正しく知る、正しく行動することが不安を減らすコツです。
対処法を学ぶことで自分で不安に対処できるようになり、お得です。
ぜひ学校では教えてくれない勉強と考えて、カウンセリングを受けることもご検討ください。