朝起きるのがつらい方へ~睡眠前のほんの一工夫~

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)うつ病・不安障害専門カウンセラーの大平真由美です。

うつ病や不安障害でなくても、朝起きるのがつらいという方は多いのではないでしょうか?

睡眠の質を上げて身体だけでなく、脳を休まることがうつ病、不安障害の回復にも大切です。

朝の目覚めがすっきりしないと、しんどいまま一日を過ごすことになり、もったいないですよね。

今日は、朝すっきりと目覚めるためにできることについて、お伝えしていきます。

目次

睡眠前の過ごし方を変える

みなさんは、寝る前に、どんなことをして過ごしていますか?

・スマホでSNSや動画を見る(時には寝落ちすることも)
・お風呂を済ませたらすぐ布団に入る
・軽くストレッチをする
・今日あったことを取りとめもなく考える

色々な過ごし方がありますが、特に多いのが、眠りに落ちる直前までスマホを見る、というものです。

昼間、忙しくてなかなか自分の時間を取れない中では、寝る前というのは貴重な自由時間かもしれません。

でも、実は、このルーティーンが朝の目覚めの質を低下させている大きな原因でもあるのです。

デジタルデトックスのすすめ

寝る前にデジタル機器を手放せないと・・・

ご存じの方も多いと思いますが、デジタル機器からはブルーライトが出ています。

これは、身体を活動的にする「お昼の神経」である「交感神経」を刺激し、脳をどんどん活性化していきます。

本来であれば、「夜の神経」である副交感神経に働いてもらう時間なのに、全く休まらない・・・ということになりますよね。

●交感神経・・・気持ちを奮い立たせて血圧を上げて、身体を活動的にする「お昼の神経」
●副交感神経・・・精神を安定させリラックスモードにする「夜の神経」

そうすると、眠くならないから、もっとスマホを触っていよう、という気持ちになります。

喉が渇いた時に清涼飲料水を飲むと、さらに喉が渇いてもっと欲しくなるのと同じです。

明るさによって脳が昼と誤解することもあります。

寝落ちできるからいい・・・誤解です

寝落ちするのは、脳が興奮したまま意識を失うわけですから、アルコール中毒と同じ状態です。

決して心地よく眠りに落ちたわけではなく、ただ気絶している状態と考えて頂くと、良くないことが分かりますね。

簡単にできる睡眠前の習慣

デジタル機器を使わないということではなく、使うタイミングを変えてみましょう。

便利なデジタル機器とは、上手に付き合っていくことが大切ですよね。

ブルーライトから離れることで、脳をゆっくりと休ませていきます。

LINEが気になる
なんとなく寝るのがもったいないと感じる
興奮して眠れない気がする

ぜひ、まずは、スマホ利用のタイミングを変える、寝るモードと割り切る、興奮しているなら明かりを暗くするなど試してください。

湯船も重要!

お風呂は、ぜひ湯船に浸かってみて下さい。

熱いお湯だと、交感神経を刺激して活動的になってしまいますので、40度ぐらいのぬるま湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

お風呂から出たあとは、体温が上がっていますが、その後90分ほどかけて深部体温が下がっていきます。

この深部体温が下がる時に、副交感神経が優位となり、眠気がもたらされることが分かっています。

シャワーだけで済ませると、深部体温があまり変化しないため、湯船に浸かる習慣をつけてみて下さいね。

1日の疲れのリセット方法

1日の終りを意識

疲れはどこから来るのでしょうか、実は自分で考え込むことでリセットできず残っています。

その日の「完了」を意識して、睡眠モードにしましょう。

布団に入って眠りにつくまで、こんな風に色々と考えてしまう人も多いのではないでしょうか?

・今日中に仕上げるはずだったことが残ってしまったな・・・
・Aさんにあんな風に言ったのはよくなかったかな・・・
・もう少し段取りよく進めたかったな・・・
・資料の提出期日が近づいてきたけど、どうしよう・・・

実は、こんな風に考えている時、「やり残した」ことに疲れを感じているのではないのです。

疲れは、「やり残した」ことからきているのではなく、完了できなかったという「不完了感」から来ているのです。

今日の「完了」を作るコツ

そこで、今日の「完了感」をつくることが大切になってきます。

今日完了しなかったことは、改めて明日以降のタスクとして書き出し、見える化してみてください。

そして、今日のタスクは、「終わり!」とするのです。

こんな風に、今日の分は「完了した」という形をつくることで、かなりすっきりするはずです。

脳を休ませるという感覚はあまりないと思いますが、いかがでしたか。

タスクの量は変わらなくても、こうして考え方を工夫していくことで、随分と生きやすくもなっていきます。

1人で考えているだけでは、なかなかヒントが見つからなかったり、道が拓けないということもあるかと思います。

そんな時、心の専門家である心理カウンセラーと話しながら整理をすることで、新しい自分発見の機会となることも多くあります。

自分らしく日々を過ごしていくためにも、ぜひカウンセリングを活用してみて下さい。

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