大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)、メンタル不調・うつ病・不安障害専門カウンセラーの大平真由美です。
仕事、人間関係での悩み。
「今日は集中力がなくて、迷惑ばかりかけてしまった・・・」
「明日もやってしまったらどうしよう・・・」
こんな風に悩んでしまうことはありませんか?
今日は、その悩みはどこからきて、それに対してどんなことができるのかについて考えてみたいと思います。
自分で上手にストレスや悩みとお付き合いできるコツをお伝えします。
悩みあるある
よくある悩みの代表例
ご相談でよく伺う悩みのパターン、例をご紹介します。
・集中できなくて周りに迷惑をかけてしまった
・ミスを厳しく指摘されたことが気になって仕方がない
・親の影響で、人間関係がうまくいかない
・苦手な人と顔を合わせるのが嫌だ
・仕事を変えたいけれど、自分に合うところが見つかるか分からない
・周りの目が気になって、言いたいことを言えない
これを見て、自分にも当てはまると思った方や、似たようなことがあると感じた方も多いかもしれません。
では、こうした悩みを抱えている時、頭の中ではどんなことを考えているでしょうか?
悩む→考えるに切り替える~そもそも悩むって何?~
先ほどの悩みに直面しているとき、頭の中にあると思われる思考には下記のようなものが挙げられると思います。
・もっと集中していれば違う結果になっていたかもしれない
・なぜあの場面でミスをしてしまったのか・・・
・親が過干渉でなければ、もっと良い人間関係を築けたのに・・・
・明日も嫌味を言われたらどうしよう
・自分に合う職場がなかったらどうしよう
・何か意見を言って的外れだったら怖い・・・
このとき、頭の中では、こうした思いがぐるぐると思い巡らされ、答えが出ない状態となっています。
これを、「悩む」と言います。
そして、こんな風に、ただ悩んでいるだけでは、答えは出ません。
人間関係や将来のことなど、人生でぶつかる問題には、そう簡単に答えは出ません。
だからこそ、どこかのタイミングで「悩む」ことから「考える」ことに切り替えることが大切です。
「考える」とは、「明確にする」ことで、こうすれば少しずつどうすると良いかが見えてくるからです。
悩みはどこからやってくる?
では、何をどう「考え」たら良いのでしょうか?
それを明らかにするためには、その悩みは、そもそも「考える」ことができるものなのかを知ることが大切です。
1) 過去の後悔からやってくる悩み
よくある悩みの代表例で挙げた6つのうち、最初の3つは、「過去の後悔」からやってくる悩みです。
過去に起きたことや体験したことに捉われ、今の悩みが形成されているのです。
・集中できなくて周りに迷惑をかけてしまった
・ミスを厳しく指摘されたことが気になって仕方がない
・親の影響で、人間関係がうまくいかない
2)未来の不安からくる悩み
残りの3つは、「未来の不安」からくる悩みです。
これから起きることは分からないのにもかかわらず、否定的な考えに捉われて悩んでいる状態です。
将来不安という言葉はありますが、将来安心という言葉を聞かないことが証拠ですね。
・苦手な人と顔を合わせるのが嫌だ
・仕事を変えたいけれど、自分に合うところが見つかるか分からない
・周りの目が気になって、言いたいことを言えない
3)「いま」が一番自由
実は、こうした「過去の後悔」や「未来の不安」に捉われているうちは何も変わりません。
過去の経験や価値観、未来の不安に縛られていると、一歩も前に進めなくなってしまいます。
私たちが生きているのは、「いま」だからです。
「いま」が、一番自由で、制限がない世界でもあるのです。
「いま、ここで」できることを考える
悩みの多くが「過去の後悔」や「未来の不安」から来るとしても、タイムマシンに乗って対応しに行くことはできませんよね。
私たちができるのは、「いま、ここで」できることを「考える」ことだけです。

「いま、ここで」できることを考えることで、過去に起きたことの解釈を変えることはできるかもしれません。
また、未来に起きることに影響を及ぼすこともできるかもしれません。
そうすれば、結果として、なりたかった人生に近づくことができるのではないでしょうか?
過去についてできること=振り返りをし、教訓にする
未来についてできること=「いま」の考えや行動を正しくできれば変えていける
悩んでいるときというのは、思いがぐるぐる巡っている時ですから、自分だけの思考に陥り、視野狭窄にもなりがちです。
「わかっていても思うようにできない」
ビジネスや心理の本が世の中にはたくさんありますが、頭でわかってもうまくできないことは多いですよね。
そんな時は、心理カウンセラーに悩みを話すことで、「いま、ここで」できることを一緒に考えていくことができます。
悩みを解消し、自分らしい人生を歩んでいくためにも、ぜひ選択肢の一つに加えてみて下さいね。