大阪ワイズカウンセリング(梅田難波)人間関係・メンタル不調・うつ病・不安障害専門カウンセラーの大平真由美です。
悩んでいる時というのは、色々な状況や感情が混ざり合って、気持ちの整理がつかないということも多いと思います。
ストレスも毎日膨らんでいき、知らないうちに関係ないはずの仕事や私生活にも影響が出てしまいます。
今回は、そんな時、どう整理をつけていけばいいかについて、お伝えしたいと思います。
悩み相談でやってしまいがちなこと
例えば、下記のような悩みがあったとします。
どちらも、周りの人との関係性や価値観の違いなどから、悩みが深まっていることが伺えます。
そして、このような話を人に聞いてもらう時、たいていの人は、今の状況を一生懸命に話します。
「こんなことがあった」、「あんなことを言われた」と、出来事ばかりを話していることが多いと思います。
いわゆる、説明をしてしまいがちです。
以下がよくある例です。
・同僚の〇〇さんが上から目線でものを言ってくる
・空気を壊さないように誰にも相談していない
・家に仕事の話は持ち込まないルールで話せない
・子どもの頃から親の価値観に合わせてきた
・進学も就職も親の希望通りにしてきた
・夢が見つかり転職したいが家族に反対されそう
自分の素直な気持ちに気付く大切さ
大切なのは、その時自分がどう感じたのかという気持ちです。
職場の人間関係の悩みの場合であれば、
上から目線でものを言われて「悔しかった」
誰にも相談せず「辛かった」
家では話せず「息苦しい」
のかもしれません。
また、家族関係の悩みの場合であれば、
親の価値観に合わせてきて「しんどかった」
親の希望通りにしてきて「嫌だった」
家族に反対されそうで「不安」
なのかもしれません。
悩みを話す時は、つい状況ばかりを話してしまい、それですっきりしたような気持ちになります。
しかし、こうした気持ちを吐き出さない限り、心は軽くなりません。
結局、心の中に残ってしまっているために、時間が経つとまた同じ悩みを抱えることになってしまうのです。
◯◯よりもしっかりと気持ちを吐き出す
説明をするのではなく、気持ちを吐き出すことが大切です。
こうした「気持ち」は、心の中から外に出すことによって、心が軽くなっていきます。
これを「クリアリング」と言います。
心の中に抱えられる気持ちには限界があります。
ポジティブな感情は、エネルギーとなりますから、たくさんあって構いませんが、ネガティブな感情は溜まり続けていきます。

このように、コップの中にたくさんの感情がたまっていくと、いつか限界がきてしまいます。
そうすると、気持ちの余裕がなくなり、いつもなら聞き流せることが気に障ったり、少しのことで傷つきやすくなったりします。
そうならないためにも、コップの中に溜まった「気持ち」を外に出してやることが大切です。
方法は、色々あります。
カウンセラーに話をするのも一つですし、自分の気持ちを日記のように書き出すのも一つです。
言葉や文字が苦手という方は、カウンセラーと一緒に色を使って表現することも効果的です。
カウンセリングで何が変わる?意味はあるの?
自分の気持ちに自分で気づいて、対処することができれば良いのですが、実は、それは簡単なことではありません。
状況や出来事で頭の中がいっぱいになっていると、どう感じていたのかまで考える余裕がないからです。
考え事が多いと、疲れる、ミスが増える、気力が落ちるなどありますね。
その状態で毎日を過ごすとより色々なものが下向きイメージになっていきます。
カウンセラーに話をする中で、本当はこういう気持ちだったのではないか、などと投げかけられ、ハッと気付く場面を何度も見てきました。
安心して話ができる環境で、少しずつ自分の気持ちに気付いていく時間をもつことを、ぜひ選択肢の一つとしてみてください。
絡まった糸をほぐすように気持ちの整理をしていくことで、随分と楽になり、前に進む力を得られるはずです。
いきなり予約するというのは勇気がいると思います、まずはLINEにこういうことは相談できますかなど聞いていただければ担当に近いカウンセラーが対応させていただきます。