大人の引きこもり~家族で対処するコツ~

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波) 不登校専門カウンセラーの石田美咲紀です。

今回は、大人の引きこもりについて少しでも役立つ対処法をお伝えしたいと思います。

「ひきこもり」という言葉からは何を連想されたでしょうか。

成人になってもなお、自宅に居座って働きもせず閉じこもる姿でしょうか。

親とコミュニケーションは取れず、大人となった子どもが家で暴れる姿でしょうか。

いずれも不登校といった学生時代の困難な状態ではなく、30代~50代になっても家以外に社会的な交流を持たず、働くこともできていない状態ではないでしょうか。

引きもりは不登校と同じ現象ですが、難しい点は長引くことで社会進出がしにくくなる点があります。

大人の引きこもりは何十年という単位で長引きやすく、学生時代の不登校傾向から延長してきている可能性もあり、要因を探るのは複雑です。

ご家族が長年の状態を変えようと、様々な相談機関に足を運んで、解決しようと頑張っているケースも多くあります。

原因に目を向けることや過去を考えすぎることよりも今からどうしていくといいのかを考えていければと思います。

目次

本人が自分を責めている気持ちに気付いてあげること

引きこもりは孤独な自分を責めている状態の場合が多いです。

大人になった子どもは親・社会への主張があっても言葉で伝えられずに行動で留まる選択をすることで主張している状態もあります。

「学業もうまくいかず、仕事もできていない、社会的にも逸脱した自分は最低だ」
「でも、どう動いていいかわからない。動かないほうが怖くない。」

このようなメッセージが隠れていることも少なくありません。


家庭以外の社会生活で勉強面や恋愛面で挫折を繰り返し、失敗し続けたお子様が唯一安心できる家に帰って「引きこもり」たくなるぐらい自信がなくなってしまったのです。

休んでから行動できたとしても、失敗を想像して動けない
それによって、”できない自分”を痛感し、何も行動できない状態ともいえます。

あらゆる人から否定され、できない自分を認めるのを怖がっているのです。

また、親からの期待に応えられないダメな自分と責める場合が多いです。
自身でプレッシャーを感じるパターンです。

頼ってもいいと安心してもらうこと

もし背景に発達障害や精神病が隠れているとしても、人に頼ることが恥ではないと理解できればどうでしょうか。

「自分でなんとかしないといけない」

一般的には引きこもっている本人、ご家族も感じているかもしれません。

ただ、ゼロヒャクで考えずに、近所の人を気にしてしまう場合、車があれば少し遠くに一緒に行き、散歩や買い物をするところから始めてもいいと思います。

引きこもり前の本人と比較するのではなく、リセットされたという感覚で本人、ご家族も考えて足並みをそろえてみてください。

寄り添う=甘やかせる、ではなく、足並みを揃えるということでもあります。

仕事を選ぶ際も、人目を気にせずに住むような早朝や深夜の仕事を短時間でも良いでしょう。
少しずつ社会に出ていく形で慣らしていくことも大切です。

求人を探すときにも一緒にする
仕事で不安になりそうなら話を聞く、問い合わせを代わりにする

というのでもよいでしょう。

ご家族の皆様は、どうしても引きこもりのお子様を変化させたく、あらゆる言葉・行動でお子様に刺激を与えている状態です。

それがプレッシャーになることもあります。

お子様に対して少し暖かい毛布をかけるイメージでご家族総出で温かく頼り合える関係を目指してはいかがでしょうか。

引きこもる孤独から脱却する方法~オンラインも活用!~


実の親御さんとの「信頼関係を育み直すこと」が一番確実に孤独を解消させ、一番安全な回復方法です。

心理学では「愛着理論」とも言いますが、人間は感情を理解して社会生活を送るためには、親子の絆を通して学んでいくということが明らかとなっています。

そのようにして育まれた「親から授けられた信頼感」は、人や社会と繋がっていく力になっていくのです。

信頼感を再び築くには、返事はなくても
「おはよう」
「~に行ってくるね」
「詮索しないから一緒に温かいご飯を食べよう」
「昔からゲームが好きだよね、また一緒にしたいな」
といった引きこもりのお子様に沿った世界観に寄り添い、誰かと比較したり圧をかける言葉はかけないようにします。

毎日温かい言葉、その背景には誰よりもあなたは大切だよ、といったメッセージを含んだ言葉をかけたり手紙で書いたり、一緒にゲームをする、Youtubeを見るとか同じ時間を共有することから始めるといいかもしれません。

また、オンライン時代だからこそ追い風もあります。

社会進出(社会復帰)の第一歩として、通学は難しくても通信で資格取得を行うことや勉強をするなどでできることを増やし自信をつけることもできます。

一気に行うことのプレッシャーを減らしながら、歩んでいければいいですね。

ワイズだからできる引きこもり脱却!

ワイズカウンセリングでは、現状起こっている親子のバランスを理解することで少しでもお子様が外に出て頼ってみようという気持ちを引き出します。

まずは、お子様が親御様と会話できる状態を目指してスモールステップで計画を立てていくことができます。

毎回遠慮せずにお互いが本音で会話できる状態を目指しましょう。

ワイズカウンセリングでは大人の引きこもりに対するカウンセリングも受け付けております。

少しでも相談できる人を増やすことが解決に繋がりますのでお気軽にご相談ください。

気持ちの整理を行う場合は私(石田)が担当
仕事選び、会話スキルなど社会スキルを付けていく場合は松原が担当

という形で連携し、総合的に引きこもりから脱却していくことを目指します。

お問い合わせ

不安なこと、わからないことはLINEからお気軽にご相談ください。(お電話では受付していません。)

内容を拝見し、それぞれの担当カウンセラーが応答させて頂きます。

また、ご登録でお得な情報入手、カウンセリングを受けるメリットなども解説しています。

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石田 美咲紀(いしだ みさき) カウンセラー・公認心理師

専門:不登校児童、家族のメンタルケア・家族関係修復

学内ケース、学外実習、放課後デイサービスのアルバイト、家庭教師などを経験し、子どもたちの側で、そして、親御さんとも連携し不登校を解決してきました。
育った世代が近いからこそ、お子様と打ち解けてお話をして、最良な方法を提案しますね。

松原 吉宏(まつばら よしひろ) 心理カウンセラー

専門:自信喪失、依存症、婚活、適職相談、ビジネススキルなど

どん底の気持ちで自信なく、毎日を過ごすのは大変です。また、依存は理解されず相談が難しいと思います。自信と依存は深い関係にあります。まず、苦しい毎日を送らない、自分や他人を傷つけないようにしていけるといいですね。数回で改善できるものも多いです。適職、ビジネススキルはワイズ就活塾の塾長として社会人の指導経験も豊富です。不安もあると思いますので、まずはお問い合わせくださいね。

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