大人になる条件

Recently updated on 8月 18th, 2022

今日は、アドラー心理学で有名な岸見一郎先生の講演会に行ってきました。
私も共感するお話しをお聞きしたので、皆さんにもシェアしたいと思います。
テーマは、「大人になる条件」です。akachan_family

目次

自分のことは自分で決める

幼い子どもは、自分の行うことについて、いつも親に許可を取る必要があります。なぜなら、その責任を自分で負うことができないからです。
しかし、大人なら自分の行動や考え方に対して自分で責任を取る必要があります。
大人になっても責任を取りたくないと思う人は、いつも誰かに許可を求めます。或いは指示を仰ぎます。

仕事上であれば、責任の取れないこともあるでしょう。
しかし、個人的なこと、例えばどこの会社に就職すれば安心か、どんな人と結婚すれば幸せになれるか、などです。
責任を取らない=人のせいにする、と言うことで「自分は悪くない」ということを主張することが目的です。
これでは、大人とは言えないということですね。

自分の価値は自分で決める

「人の目が気になる」「周りの評価が気になって疲れてしまう」これらは、カウンセリングに訪れる方の多くの方が持つお悩みの1つです。
周りの人から認められることが、価値のあることと考える、それをもって、存在意義を確認する、つまり「承認欲求」ですね。
それは、本来自分が感じる価値とは違うものです。また、承認欲求はとどまることを知りません。

いずれ依存的なものとなってしまいます。
承認を必要とするのは、自分の価値観を自分で認めていない、信じていないということです。
周りがなんと言おうと「自分は自分」だと思えること、これが大人になることです。

自己中心性からの脱却

お悩みには、こんなこともよくあります。「自分が何か間違ったことをしているのではないか」「皆に何をしているか、何を話しているかを見られているようで、堂々と振舞えない」ご相談者様自身もよくおっしゃいますが「自意識過剰」というモノですね。
これは、アドラー心理学的に言うと「自分が世界の中心にいなければ注目されなくなる」という危機感からくるもので、沢山の中の1人になることが自分で許せない、注目されないと生きていけないと思っている、と言うことだそうです。

生まれたての赤ちゃんは、確かに注目されないと生きていくことは困難です。
しかし、大人であれば、自分と他人の関係を客観的に眺められるだけでなく、他人の気持ちになって慮ることもできるでしょう。より大きな共同体の利益を考えられるようになることこそ、大人なのです。アドラー心理学の理論ですが、実際に思い当たることが多々あります。
自ら自立した大人になるために、まずはこれらの条件を確認してみるのも良いかもしれませんね。

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