介護うつになってしまったら

Recently updated on 4月 28th, 2022

現在も社会的問題の介護ですが、介護のそのものの金銭的・精神的な負担が重要課題です。
その中で、精神的な負担についてカウンセリングでは何ができるでしょうか。

介護うつ、実はこんなに深刻

厚生労働省によると介護者の4人に1人は介護うつになっているとされています。
通常のうつ病の3倍の発症率で、女性の場合、男性と比較して3倍うつに陥りやすいです。
通常のうつ病だとどうあれ休職する、転職するなど逃げ道はあります。
ただ、介護の場合、2つの問題があります。

逃げ道が作れない、作る罪悪感がある
・いつまで介護をすればいいのか、先が見えない

この2つが大きなストレスになっています。

逃げ道、介護施設に預けることでもいいのですが、金銭的な負担がまずあります。
また、真面目な方は「親(介護相手)を捨ててしまうことになる」と抱え込んでしまいます。

そして、先が見えないものほどストレスや不安を感じやすいです。

ではどうすればいいのか

できることとして2つあります。

1.負担を減らす
例えば、周りに手伝ってもらう、全てではなく一部を介護サービスに委託する。
こうすることで肉体的な負担を減らすことができ、また、「見捨ててしまう」という思いを持ちにくくなります。

2.自分自身のストレスを減らす
カウンセリングや介護経験者の方に相談し、心の疲れを癒やすことです。
話すだけで浄化作用(カタルシス効果)が生まれ、心が少し楽になります。

介護で苦しんでいる方はぜひ1人で抱え込まず、打ち明けてみましょう。

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