不登校、引きこもりのリスクを専門的に解説

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)の不登校専門カウンセラーの石田美咲紀です。

今回は不登校・引きこもりといった社会との関わりを一旦離れたお子さんが、結局何が危険であるかを心理学的にご紹介したいと思います。

目次

不登校・引きこもりでの親目線・子供目線を整理

家族・親の気持ち

自分の子供がまさか学校に行けない、引きこもってしまうなんて想像もしていなかった。

そうしたショックが大きく、他の子供と同じにしてほしいといった気持ちが強いと思います。

また、将来ずっとこのままでは職業につくのが不利になってしまう懸念も感じておられるのではないでしょうか。

他の家庭と比較して落ち込みがあったり、自分の子供ならなおさらもっとできるはずと期待を押し付けて接してしまうことも多いと思われます。

お子さんの気持ちや状況

自分の心身の健康を守るための最後の手段が学校に行かない不登校であることが多いです。

学校がストレスなのに学校への嫌悪感を否定して通い続けると次第に、お腹が痛くなるといった体の症状や気力がわかないといったうつ状態に発展してしまいます。

親を残念な気持ちにさせたくない、恥をかかせたくないなど色々な気持ちがあるかもしれません。

ただ、自分の気持ちは嘘がつけないですし、自分の気持ちを否定すると何かしら心身に悪影響が出ます

そうなると、学校どころか食事や外出など日常生活も送れない状態になってしまいます。

だからこそ、子供からの心身の不調、学校への嫌悪感のSOSはとても大切です。

頑張っている姿や元気さを感じる時にも要注意

家で笑顔で元気そうだからといって学校がしんどそうであるSOSの行動を後回しにするのは危険です。

次第に家族・親への嫌悪感となり子供とコミュニケーションもできない状況や家出、さらには恨みとなって事件へとつながります。

一言レベルでも子供が「行きたくない」、「しんどいけど、頑張る」など伝えてきた場合も見逃さないで下さい。

「言ったのにわかってくれていない」という感じになることもあります。


家族・親目線では1回しか聞いていないという感覚になるかもしれませんが、その1回が本人にとってはSOSのこともあります。

そのため、学校への嫌悪感を家族に言ってくれた一回のタイミングは子供にとっての最大のSOSであるので色々対処を考えないといけません。

つい、何が嫌なの?など聞いてしまいがちですが、状態が良くないときには責められている感覚になります。

親・家族からすれば知りたいだけなのはもちろんですが、そう受け取られないことも多いです。

こういう場合はカウンセラーへの相談がワンクッションとして機能し、質問や話を聞くことが詰問のように感じず素直に本音を話してくれます。

不登校、引きこもりの社会的なリスクとは

不登校、引きこもりは何が社会にとって危険因子となるのか。

それは、社会のルールと疎遠になってしまうことがあります。

例えば、学校であれば先生の指示に従わないといけません。

また、コンビニに行けばお金を払わずに勝手に持ち出してはいけません。

そして、気配りができることが社会では求められます。

そうした中で社交性を失うとそもそも気配りをする機会がないことやさじ加減がわからずにうまくできにくくなります。


この社会のルールからどんどん疎遠になると閉鎖的な家族ルールだけになってしまう危険性があります。

家族ルールというのは、自由な反面、客観的にみればおかしいと思うことがわからなくなる特徴もあります。

どの家にもその家の暗黙のルールがあり、社会に出てからうちの家は人よりも~が違うと比較できることになります。

家族ルールは社会のルールよりも柔軟であり、独自的なものであるので自宅にいる=安心という考えになります。

無難な接し方のリスク

思春期という親への反抗と自立、社会のルールを学ぶ時期に引きこもりまでなってしまうことでのリスクがあります。

親が異常に子供に気を遣う生活が当たり前になってしまったり、子供の言うことが絶対といった何かしらの不協和が生じる危険性です。

甘やかせとまでは言い難いですが、親や家族としてはどう接していいかわからず無難に接するという形になります。

カウンセリングでできること

カウンセリングでは客観的視点からみて現状を整理します。

家族ではない立場から現状どれだけ社会ルールを知っているか、どういうことを知る必要があるかを整理できます。

実はこれは不登校、引きこもりの解決の際には役立ちます。

社会に出る=怖いものと思っている場合もわかっていれば怖くないものに少しできるからです。

お子さんがどれだけ社会ルールを身につけておられるかをご家族で検証するなども必要性含めなかったと思います。

カウンセリングなどで私情を入れず行うことが大切です。

オンライン学校への転校に関して

最近救いの手段としてあるオンライン学校でもスクーリングといった学校登校が年に何回も決められていたり、テストは対面で受ける決まりがあります。

オンライン学校への転校に関して、学校に行けなくなったから簡単にオンライン学校への転校を進めるのではなく、お子さんのコミュニケーション能力と人に頼る力から専門的に判断してカウンセリングではご相談に乗っています。

・カウンセリングを子供一人で予約し、受けてきた
・初対面の人にも気さくに話ができる
・今の学校のせいで心身の健康が重大に脅かされ、子供の今の気持ちが優先される場合


こうした点がわかりやすい判断項目になります。

上記の判断は、今後学校という大規模な社会生活を離れて、自分の心身の健康を優先し自分を守りきったあとに将来を考えて再度学校や職業につくときに不可欠な社会ルールを獲得しているかを判断する材料となります。

現状、無理して学校へ行き、人への信頼が完全になくなってしまう前に、学校と協力しながら対処することで社会ルールも維持されやすくなります。

学校から離れて子供の命を守る強さと社会ルールから離れる危険性の天秤にかけるのはご家族では難しいです。

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