不登校は転校で解決できるか

大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波) 不登校専門カウンセラーの石田 美咲紀です。

今や転職も当たり前の時代とよく言われますが、学校も同様ではないでしょうか。

学校のクラスメイトという限られた人間関係、合わないお子さんもいることは当然と思います。

これは学校ガチャと最近では言われています。

学校ガチャ、つまりお子様と学校が合わないのであればフリースクールや転校すれば問題解決ではないかと考えられます。

ですが、人の心、お子様の心、ご家族の納得はそう簡単にはいかない場合があります。

今回は学校ガチャの考え方とお子様の性格傾向について考えてみたいと思います。

目次

不登校はアレルギーの一種〜適応障害かも〜

お子様が学校に行けなくなり、学校を変えることで状況が変わるのではないかと考えることもあると思います。
不登校は本人、ご家族にとって初めてのことばかりで何をすればいいかと思い悩む事が多いです。

確かに学校を変えると不思議なぐらい自然に登校ができる例も存在します。

それぐらい環境の変化は心の変化に重大な影響を与えます。

不登校は適応障害の1つとして考えています。

アレルギーのように苦手、嫌なものと考えてしまうものがあると言いしれない抵抗感が出ます。

これによって行動しようとしても難しい状態になります。

つまり、登校そのものがアレルギー対象ではなく、学校の先生、クラスメイト、雰囲気、建物の感じなどにアレルギーがあるなら環境が変われば治ることもあります。

ただ、お子様は転校することをどのように捉えているのでしょうか。

また、ご家族一人一人にとって転校をどのように捉えているのでしょうか。

さらに、転校してよくなったとしたら結局のところ何がお子様を苦しめていたのでしょうか。

転校を後悔しないか見極める

転校という大きな変化について、まずはお子様が前向きに捉えているのかどうかを知る必要があります。

転校を自分が悪いからである、という風にネガティブに捉えていたら今後成長するにつれて問題が違う所で現れるかもしれません。

また、ご家族も転校に負のイメージを持たれる方もいて当然であると思います。

よくないイメージを持ったままだと、
・転校しても兄弟や周りと比べてしまう
・本人が家族に負い目を感じてしう
などうまく適応できない可能性があります。

一方で、転校を素直にコンプレックスに感じなければそれは良いと思います。
余談ですが、「整形をしないほうがいい人は”整形をした自分”というレッテル貼りをする人」という話もあります。(松原カウンセラー談)

コンプレックスに感じる要素や不安要素が想像できる場合、行動を急がないことが大切です。

親子のふれあいの大切さ〜分かるものから順番に〜

不登校には家族のふれあい不足や溝の問題が隠れていると私は考えます。
また、その問題を細かく分けると、
・人にうまく頼れないこと
・家族との認識のズレ(世代ギャップ)
・不登校とではないところに家族全体のズレが生じていること
・お子様自身の性格傾向の問題

などから、ご家族含めた他者と自分の気持ちを共有できないことで起こると考えられます。

ご家族とお子様、学校がそれぞれ動きながらもひとつの目標に向かえていないことが問題を複雑化させています。

友人とうまく関係がいかないとき、家という物理的な場所ではなく家族という人のぬくもりが自分の居場所であると心から思えているお子様は自分のしんどさを言葉にして伝えることができ、問題が大きくなる前に対処を取ることができます。

ですが、お子様自身に言葉にする力が育っていなかったり、自分の感情がうまくキャッチできなかったりするお子様、家族のサポートを間違って捉えてしまっているお子様などは環境を変えることと同時に家族と他者とうまく気持ちを伝え合うトレーニングが必要である場合があります。

できそうなもの・可能性がありそうなものから順番に進めていきましょう。

その中で環境を変えてみるという変化はお子様の心、ご家族の関係に新しい変化を生むことができます。

最近は通信制の学校やフリースクールなど多く存在し、選択肢が多くどこを選べばいいのかわからないまま進めてしまうこともあります。

転校の選択をとって環境を変えることについて、ご家族全員で話し合えていますでしょうか。

まずは、このお話にピンときたら、ご家族内のコミュニケーション問題を解決しながら、お子様にあった転校先を選択しませんか?

ワイズカウンセリングが力になります。
ピンとくるということはその課題を改善すれば、いい方向に行く可能性があります。

焦らず、でもできるだけ早く正しい方法で、進めていきましょう。

お子様の性格や考え方にも意識を向ける

・自分で抱え込んで相談や頼ることがしにくい
・自己主張が苦手で我慢してしまう
・会話や人との関わりが苦手
・ダメって思ったら一気に脱力っぽくなる

転校してうまくいったとしても、原因がわからないままだと社会人になってから似たことも起きる可能性があります。
不登校と関係しているかもしれない性格や考え方の例です。

これらについて早期に向き合っていくことで、不登校の再発防止や挫折・失敗にも折れにくい考えを身につけることも大切です。
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波)では自信喪失・性格改善プログラムがあり、松原と林の両カウンセラーにもご相談可能です。

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石田 美咲紀(いしだ みさき) カウンセラー・公認心理師

専門:不登校児童、家族のメンタルケア・家族関係修復

学内ケース、学外実習、放課後デイサービスのアルバイト、家庭教師などを経験し、子どもたちの側で、そして、親御さんとも連携し不登校を解決してきました。
育った世代が近いからこそ、お子様と打ち解けてお話をして、最良な方法を提案しますね。

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