大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波) 不登校専門カウンセラー公認心理師の石田美咲紀です。
今回は、学校に行かない選択を選んだ勇気についてお伝えしていきます。
え、勇気?と思うかもしれませんが、我慢は感情を抑制する方法です。
これを続けると最悪の結果にも繋がりかねません。
・生きている意味がないと思う
・自分が無価値と思える
などの考えが飛躍すると自分で死を選んでしまうことも残念ながら世の中ではあります。
大人になると対処できることもありますが、まだ子どもだからこそ、どうしたらいいか自分で考えられずに抱え込んでしまうこともあります。
親の立場になると仕事で嫌なことがあったとしても我慢して働きながら過ごしている人は少なくないかと思います。
また、親御さんが学生時代を振り返って、昔は嫌な友人もいたけれど自分の場合は学校に通えていたという人もいるのではないでしょうか。
生きている時代が違うことでお子様に適切に助言できず、余計に苦しめていることもあるため、注意が必要です。
言い返さないのは認めたということではなく、わかってもらえなくて言い返すのもしんどいという可能性のほうが高いです。
学校に行かない選択をする理由
なぜお子様は「学校に行かない」選択をとっているのか。
シンプルに自分を守るための行動をしているからです。
30日以上休んでいないが休みがち
登校はしているが教室に入れない、行きたくないと毎日思うが通学している
不登校予備軍という言葉も近いかもしれません。
不登校傾向のお子様と不登校のお子様、似ているようでどこが違うのでしょうか。
不登校を選択できていること=自分の嫌な気持ちに正直であると考える事ができます。
今しんどい気持ちVS行かないといけない気持ちの葛藤を乗り越え、本当の自分の気持ちである「しんどい、辛い、行きたくない」という気持ちを選択しています。
自分を安全な館である家で守っていることができているのです。
たまに休む状態こそ危険信号
先述の通り、不登校傾向は危険な場合もあり、注意が必要です。
社会生活を営む大人からすると、「休めないから休まない」という結論になると思います。
それは給与をもらうことをしないといけないという明確な使命感や責任があるから、自動的にそれを選択してしまいます。
しかし、学校と家という狭い環境で過ごしている子どもはどうでしょうか。
自我が育ち切っていない子ども時代からすると「今、しんどい気持ち」を優先しないと自分自身が壊れてしまう、そんな生命の危機を感じているほど切迫しているのです。
しかし、学校の狭い環境が世界の全てとなりがちな子ども時代、自我が育ち切っていない子ども時代からすると「今、しんどい気持ち」を優先しないと自分自身が壊れてしまう、そんな生命の危機を感じているほど切迫しているのです。
嫌な気持ちを我慢して、吐き気、過食症・拒食症、うつ病などの症状が出るまで学校に行き続ける自分の気持ちを抑え込んでしまう子どものほうがカウンセリング目線では心配です。
不登校を選ぶのはナイスプレーかも
自分に正直な子どもは適応的で自分の限界をよく見極められていると思います。
無理しながら学校に行くことで起こるのは、成人してからのトラウマと戦う日々や原因不明の身体症状です。
そして、新社会人にとっては周りと協力することや頼らないといけないことが急増します。
抱え込む癖があると右も左もわからない状態で過ごし、仕事レベルも上げられず、人間関係の構築も難しいです。
・抱え込まずに頼る
・苦しいときに無理をしない
など不登校はリスタートのチャンスとも言えます。
渦中にいるご家庭からすれば、今後のことも含めて学校に行かないと起こる恐怖があるので少し難しいかもしれません。
特に思春期のお子さんで今後を見据えて考える事ができるかしこい方は、自分の気持ちを押し殺してしんどい中学校に通い続ける選択を取る人が多く、心の不調が体に出てしまうパターンが多くみられます。
私は学校に行き続けてのちのち複雑化したトラウマを解消するよりも、今家で避難しているお子様は自分を守ることができて偉いと思います。
お子様は学力面、体力面だけではなく心の面も成長過程であることを忘れないでください。
最近は心の能力、EQを伸ばす教育も増えつつありますが、心の面も知らず知らずに私たちは成長してきています。
ワイズカウンセリングではお子様の成長過程を見守るだけでなく、ご家族として支えながら成長を手助けするお手伝いができます。
今は危機から逃れているお子様はもう一度乗り越えられる力もあり、適切な時期に背中を押してあげることも必要です。
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専門:不登校児童、家族のメンタルケア・家族関係修復
学内ケース、学外実習、放課後デイサービスのアルバイト、家庭教師などを経験し、子どもたちの側で、そして、親御さんとも連携し不登校を解決してきました。
育った世代が近いからこそ、お子様と打ち解けてお話をして、最良な方法を提案しますね。