Recently updated on 4月 27th, 2024
大阪ワイズカウンセリング(梅田・難波) 専門カウンセラー、公認心理師の石田 美咲紀です。
本日は不登校の家族関係への影響についてギクシャクしてしまうことを回避する、改善するコツをお話します。
どうしてもご家族にとって初めての経験で、家庭内の誰もがストレスを抱えてしまう状態です。
そうした中で、
・接し方、距離感がわからず遠慮しすぎて腫れ物に触るような感覚になる
・イライラを夫婦間でぶつけてしまう
そうしたこともあると思います。
そういう場合でも素になる時間は大切であることをお伝えしたいと思います。
本来の状態を思い出してみましょう
お子様が不登校になって、変化したことは何でしょうか。
沢山変わってしまったのではないでしょうか。
・不登校になってから、ご家族の関係がよそよそしく気をつかうようになった
・不登校になってから夫との距離感もわからなくなった
などなど、そうした変化をカウンセリングで伺います。
元に戻していく作業を一緒に行うことで結果的に不登校を解消していける可能性があります。
ご家族の事、家庭内の状況を言いにくいことではあります。
カウンセリングではしっかりと守秘義務をもって伺い、今後のご家族の構造がよりよく変化していくためのお手伝いをします。
ご家族の事は話しにくいと内にこもってしまう前に、少し気楽に話を聞かせて頂けませんか。
誰かに相談する、悩みを打ち明けることは傷つく恐れもあり、ハードルが高いことかもしれません。
ですが、今まで一生懸命に一人で考えられたのではないでしょうか。
このブログをご覧頂いた機会に、ぜひお話聞かせて頂けませんか。
遠慮なく接するためのコツ
素になる時間についてですが、不登校のお子様の姿を見ると
「これを言ってはいけないんだろうけど、言いたい」
という状況はご家族であれば経験するのではないでしょうか。
ふと「(ご自身のお名前)は今怒っている、なぜなら〇があるからだ」
と口に出してみてください。
※この際、私は、という主語ではなく、あえてご自身の名前を意識して下さい。
名前を使うのは、より具体的に意識することで自分の心に響くからです。
何もかも一人で我慢する必要はありません。
それがお子様やご家族に向けた言葉であっても「(ご自身のお名前)は今、怒っている、なぜなら〇があるからだ。△はこれを聞いてどう思う?」
と相手の気持ちをしっかりと聞くことで一方的な怒りではなく、双方の気持ちを確認する話し合いとなります。
カウンセリングだからできる家族関係の修復
自分の気持ちを自分で確認しながら言葉に出すことは何よりも心理的な健康につながります。
心理学では、【相手も自分も大事にするコミュニケーション方法】をアサーティブと言います。
ワイズカウンセリングではアサーティブなコミュニケーション方法を一緒に練習することができます。
このコミュニケーションを身に着けると、再び自然に家族の中でコミュニケーションがとれるようになります。
例えば、「自分を犠牲にするしかない」という考えでは相手にもそれが伝わってしまうことがあります。
そのため、まずは、「自分含めて全体のことを考えてマイナスが少ないことはどんなものだろう」と考えます。
ストレスがあるときの本音「買い物くらい代わりに行ってほしい」
アサーティブができている時の考え「買い物は漏れがあるとイライラしてしまうし、私が行こう。でも、この子が時々でも出かけるきっかけに繋がるかもしれないから誘ってみよう。無理なら仕方ない。」
イライラを表に出すとお子様も申し訳無さや不安を感じてしまい、閉じてしまうことがあります。
こういう風にあえて気にしている素振りをせずに、押し付けもせず、いい方向に向かうチャンスを作っていきましょう。
不登校のお子様の姿は今の一時期の姿であって、お子様は赤ちゃんの頃からハイハイをして一人で歩き、言葉を初めて喋った時など、お子様と今まで一緒に成長してきた温かい関係性の時期もまぎれもなくお子様の姿です。
もう一度、お子様とご家族と今までの良い関係を目指しませんか?
理想とする家族の姿、お子様の姿からぜひカウンセリングではお聞かせください。
お話してくれることで力になります。少しの勇気をもってお話してくれませんか?
まず、「こんな相談でいいのかな?」と迷う場合、LINEでお問い合わせ頂ければ直接カウンセラーがお答えします。
前例があるかどうか、大まかにどんな風に改善できそうか回答できる範囲でお答えします。
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専門:不登校児童、家族のメンタルケア・家族関係修復
学内ケース、学外実習、放課後デイサービスのアルバイト、家庭教師などを経験し、子どもたちの側で、そして、親御さんとも連携し不登校を解決してきました。
育った世代が近いからこそ、お子様と打ち解けてお話をして、最良な方法を提案しますね。