話し下手の会話術~その3~

話し下手の会話術の最終回です。

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関係維持の会話での役割

079844前回お話しましたように、会話には話し手と聞き手という2つの役割があります。
特に大阪では、「面白い話をしなければ・・・」とか「ボケ・突っ込みどころを見極めなければ・・・」などと油断ができない状態で会話をしている方も多いのかもしれませんが、基本的には話し手が話しているときは聞き手は聞き役に徹してもよいのです。

また、一対一ではなく大人数で会話しているときなどは、話し手になる確率も低いのです。つまり、聞き役をする可能性のほうがはるかに高いのです。たとえば、10人で話していれば、話す確率や話す時間、話さなければならない、という責任も1/10になるのです。

話し下手の方は特に、「話さなければ・・・」というプレッシャーを感じていることが多いようですが、客観的には責任は人数分に分散されることに気付くと、少し気が楽になりませんか?

より良い聞き手になるために

さて、話下手の会話術、ここまでのおさらいをしましょう。
■ 会話の種類を見極めよう
→ ”内容伝達の会話”では正確かつ明確に、”関係維持の会話”では、「正解はない!」のだから、気軽に参加しよう
■ ノンバーバル・コミュニケーションをうまく使おう
→ 言葉を使わないコミュニケーション(態度・表情・しぐさ)で会話に参加しよう
■ 会話は話し手と聞き手で構成される
→ 話す役割は人数分の1。絶対に話さないといけないわけではありません。客観的に役割を見極めよう

さらに、より良い聞き手になるためには、相手に興味を持つことです。
相手が話していることに興味を持ち、話し手が何に興味があるのか?どんな気持ちがしたのか?をきちんときいていれば、自然と質問したくなるはずです。

「それはどこで売っているの?」「その時、あなたはどんな風に思ったの?」
そんな質問ができるようになると、会話はますます盛り上がり、相手はさらに話したくなってくるのです。

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