話下手の会話術 ~その2~

今回は前回の「関係維持の会話」を話し下手の方がうまくできるような会話術についてお話します。

目次

会話の要素

基本 CMYK会話とは、そもそもコミュニケーションの1つで、コミュニケーションとは言葉を操るのみではないのです。つまり、ノンバーバル・コミュニケーションという、言葉ではない、会話に臨む際の「態度」や「表情」「しぐさ」などがあるのです。

話し手もそうですが、特に聞き手のノンバーバル・コミュニケーションは大変重要です。なぜなら、相手が「この人は話を良く聴いてくれるなぁ」と感じ、「もっと話したい!」という気持ちになるからです。

話し下手な人にとって、相手が話してくれるのは大変ありがたいことです。では、どのようにすれば、相手は「もっと話したい」と感じてくれるのでしょうか?

ノンバーバル・コミュニケーション①「態度」

いわゆる「聴く姿勢」です。体や顔を相手のほうへ向けて、アイコンタクトをします。
そして、一生懸命聴く体制を整えます。
何か他のことをしながら・・・というのは、相手に話す気を失わせてしまう原因となります。
あなたは、「次に何を話そう」とか「この話、つまらないな」などと他のことを考えながら、相手の話を聴いたりしていませんか?

ノンバーバル・コミュニケーション②「表情」

聞き手の表情のことです。基本的に最初は「笑顔」で聴きましょう。
「私はあなたの話に興味がありますよ」と言うことが伝わります。
また、話の内容に応じて、悲しい話には悲しい表情で、楽しい話には楽しい表情で聴きます。
ポイントは、相手が話している内容を想像し、頭の中で絵を描くようにすると自然と表情が出てきます。

ノンバーバル・コミュニケーション③「しぐさ」

「態度」と似ているのですが、「しぐさ」は行動です。
具体的には「うなづき」「相槌」「相手の言葉の繰り返し応答」などです。
たとえば、相手が「○○へ行って、とっても楽しかった」と言ったとします。

繰り返し応答とは、「○○へ行ったのですね」とか「とっても楽しかったんですね」とかです。
単純なようですが、これは、相手にとって、「聴いてもらっている感」がとても大きくなるという1つの傾聴技術です。

次回は、「関係維持の会話」の役割とより良い聞き手になるためには・・・をお伝えします。

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