「親切な心」と「勇気ある行動」

Recently updated on 8月 18th, 2022

今回は、日常生活でよくあるお話です。

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親切な心はあるんだけど・・・

皆さんはこんな経験ありませんか?densya_yuzuru[1]
電車に乗っていて、ご年配の方や怪我をしている方などが自分の座っている席の目の前に立たれたとき、「この席譲ってあげたいけど・・・どうしよう・・・」なんて思って、結局声をかける勇気が出ずにそのまま見過ごしてしまう・・・

そんな時、あなたはどんなことを考えて躊躇しているのでしょうか。
「断られたらカッコ悪いな」
「年寄り扱いした、と怒り出すかもしれない」
「私より席が近い人が譲るべきだ。」
などと考えているかもしれません。

そして、こんな風に正当化しませんか?
「誰も譲ろうとしないってことは、あの人は大丈夫なんだ」
「他にも譲るべき人がいる、あの子なんか若いのに・・・」
これらは、心理学的に言うと「傍観者効果」というものです。

それって親切な人って言える?

ここで問題は、結局あなたは親切な人といえるのでしょうか?ということです。
席が必要な人に注意を向けて、譲ったほうがいいな、と思うことは、本当に親切心から来ている思考です。きっと、思いやりがあって、人のことを本気で心配してあげられる人なのでしょう。

しかし、「行動」としてはどうでしょう?
結局は、譲ることなく傍観者となっています。
極端な話、何も考えずにボーっと座っている「気付かない人」や自分の利益ばかり考えている「自己中心的な人」と同じ行動をしているのです。
つまり、彼らと何の変わりも無いのです。

そう、「親切」というのは、「行動」を伴って初めてできることなのです。
「行動」を起こすには、やってみるまで何が起こるかわからないので「勇気」が要ります。
しかし、それが「実行力」というものです。

もし、今のご自分の性格を少しでも変えようと思われるのであれば、「行動」を勇気あるものに変えてみるのも良いかもしれません。
「行動」が変われば、「性格」も変わるかもしれません。

マザーテレサのことば

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

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