人から好かれる方法 ~過去と他人は変えられない~

Recently updated on 8月 18th, 2022

「~れる」「~られる」

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多くの相談者の方が「周りの人からどう思われているか気になる」ので、思ったことが言えなかったり、思ったように行動できない、というお悩みをお持ちです。
それを紐解くと、「人から好かれたい」という気持ちが奥底にあるのが分かります。
「自分に自信がない」方は「承認欲求」が強い、というのもこれが理由です。
確かに、人から嫌われるより、好かれるほうが、気分的には良いでしょう。自信が持てるような気がしてくることと思います。
では、どうしたら、人に好かれるのでしょう。

さて、皆さんは上の文章を読んで何かお気づきになりましたでしょうか?
そう、上の文章は主に「~れる、~られる」という受動態で書かれています。つまり、「受身」ということです。

ところで、心理学の交流分析で有名なエリック・バーンのこの明言をご存知でしょうか。

「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分。」

厳しい言葉かもしれませんが、現実的なよい言葉だと思います。
そうなんです。終わってしまった過去や、自分の意志では動かすことのできない他人は、こちらがいくら変えようと思っても決して変えることができないのです。

例えば、子どもに勉強をして欲しい、と思うお母さんが「勉強しないとお小遣いはなし」と言って脅し、実際に子どもが勉強をしたとします。しかし、その子どもが次からも勉強をするようになるか?というと、答えはNo。むしろ、勉強が嫌いになる要因となりかねません。

また、お付き合いをしている彼氏に「もっと私のことを好きになって」「私の為にもっと時間を作って」と要求しても、彼氏本人がその気にならないと、全ては見せかけ、間に合わせでしかないのです。

一番分かりやすい例としては、好きな異性を振り向かせたい、好きになってほしい、といくら願っても、その思いは届きません。勇気を振り絞って告白しても、断られることもあります。

そんな中、「周りの人から好かれたい」という願いは、様々な努力によってかなうものなのでしょうか?

次回、「他人から自分へ 受身から能動へ」でその答えを探っていきます。

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