やる気が出ない時の対処法 その2

Recently updated on 5月 29th, 2025

大阪ワイズカウンセリング(梅田難波)メンタル不調・うつ病・不安障害専門カウンセラーの大平真由美です。

前回のブログでは、やる気が出ない原因と対策についてお伝えしました。

「これをやりたい」「これが大切」と思えることがあるとき、それが原動力となって、頑張ろうというやる気に繋がっている。

つまり、やる気は、誰かから与えられるものではなく、自分の中にあるというお話しでしたね。

そして、そのやる気を持続させるコツをいくつかお伝えしました。

では、そもそも、やりたいことも大切なことも特にない場合はどうでしょうか?

今回は、それでも前に進む方法についてお伝えしていきます。

やる気、ではなく、◯◯を意識することで動けるようになります。

目次

やる気が出なくなる理由を知る

ひと言で「今日は何となくやる気が出ない」と言う場合、何が起きているのでしょうか?

多くの場合、「しんどい」とか「面倒くさい」といったネガティブな感情で、心の中がいっぱいになっていると思います。

では、そうしたネガティブな感情は、どんな出来事と結びついていて、その結果、どういう行動に繋がっているのか、それを紐解いていくことがポイントです。

やる気が出なくなる出来事と感情(A)
  1. 仕事や家事で疲れて気力がない
  2. 家族や職場の人と意見が合わず、イライラする
  3. 頑張ってきたことが評価されず、悲しい
  4. つい周りと比べて落ち込んでしまう
引き起こされる行動(B)
  1. だから、英語の勉強をやらない
  2. だから、明日人に会う約束を取りやめたい
  3. だから、次の仕事は断ろうと思う
  4. だから、朝のジョギングを休む

このように、「やる気を下げる出来事が起きる→ネガティブな感情が引き起こされる→やるべきことをやらない」、ということがよくあります。

つまり、上の図のように、A=Bとなっているのです。

まず、この因果関係をしっかりと理解することが大切です。

やる気に頼らない行動習慣を考える

確かに、A「仕事や家事で疲れて気力がない」から、(例えば)B「英語の勉強をやらない」と思うこともあるかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

なぜ、気力がなかったら勉強をしない、ということになるのでしょうか?

大切なのは、勝手にA=Bにしないということです。

ここでは、気力がなくてもできる程度の勉強方法、勉強量を考えてみることが大切になってきます。

継続する習慣を途切れさせないことで翌日にも繋がります。

つまり、やる気という力技ではなく、
・行動したほうがいい理由を見つける(勉強していないことへの罪悪感など)
・ゼロヒャクで考えずに少しやってみる(ゼロより少しでもやればそのほうがましと考えるなど)

などその日の勉強目標を知識習得などにせず、継続することにするなどで行動しやすい理由に変えるのも1つの方法です。

小さい目標にすることや別の目標に置き換えるなどでハードルを低くし、取り組みやすくなります。


あなたの中には、どんなA=Bがあるでしょうか?

人には考え方の癖がありますから、自分1人で考えていても、気付きにくいこともあるかと思います。

そんな時は、ぜひカウンセリングでお話しながら、何が行動のブレーキとなっているのか探していきませんか?

ブレーキが外れることで、視野が拡がり、生きやすさにも繋がっていくはずです。

「自分でどうしたらいいかわからない」

これがいくつかであればよいですが、増えていくことで気力ややる気が削がれてしまいます。

単に一時的に楽になるのではなく、カウンセリングを受けて、分析方法や考え方を知り、自分で対処できるようにしていきましょう。

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