働く意味と社会道徳新社会人の方へ

Recently updated on 8月 18th, 2022

この4月から、新社会人として働く皆さんは、これからどんな生活が待っているのか?
どんな出会いが待っているのか?或いは、ちゃんと仕事についていけるか?期待と不安で一杯でしょう。
そんな新社会人の皆さんに、応援ブログを連載したいと思います。
新しい仕事に疑問を感じたとき、自分の考えたものと違うとがっかりしたときなど、是非参考にしてみてください。

第一回目は、「働く意味と社会道徳」です。shinsyakaijin_couple2[1]

目次

義務だけで働くのか?

採用の面接試験で聞かれた方もいるのではないでしょうか?
「あなたにとって働く意味は何ですか?」
皆さんはどのように答えますか?

「自分自身を成長させるため」「社会貢献するため」「お金を稼いで自立するため」等など、本当の意味を考えると容易には答えがでない質問です。
また、これから会社で仕事をする皆さんには、仕事で行き詰ったときにこの質問を自分自身に問いかけることがあるでしょう。

働くことは、日本国憲法で定められている権利であり、義務であることは確かです。
しかし、皆さんは義務だけで働くことをしているのでしょうか?
私には、働くことと社会道徳は、似たようなものに感じられるのです。

電車でお年寄りに席を譲るのは義務だから?

社会道徳とは「人間が社会生活を行う上で守るべき道徳」とあります。
では、電車でお年寄りに席を譲るのは義務でしょうか?

もちろん、これは義務ではありません。
なぜなら、譲らないからと言って法律で罰せられることがないからです。
同様に、働くことも憲法で定められた義務にも関わらず、働かなくても法律で罰せられることはありません。

では、何故席を譲るのでしょうか?

「譲らないと周りから『不親切な人だ』と思われるから(周りの目を気にする)」
「自分が年をとったとき、譲って欲しいから(交換条件)」
「危なくて見ていられないから(役に立つ自分を実感)」
「自分で『譲る』ということを決めているから(自己決定)」・・・

これは、「働く意味」を考える上でも、共通していることかもしれません。

もっと大きな視点で・・・

人間とは、社会的な動物です。
つまり、他の人なくしては、一人ぼっちで生存することができない動物なのです。
極論すれば、「自分が生きていく=他人が生きていく」ということです。

そのことを普段は忘れがちですが、「働く意味」を考えるとき、そんな視点で見直してみると、もっと大きな「働く意味」が見えてくるかもしれません。

さて、あなたは何故、働くことを選ぶのでしょうか?(心理学者・コールバーグが提唱する「道徳性発達段階理論」も参考になりますよ!)

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