会社という組織と社員の役割 ~組織の中の1社員とは~

Recently updated on 8月 18th, 2022

shigotohajime_man_bad[1]

新入社員の皆さんは、新しい場所、新しい環境の中で、新しい人たちとの出会いがあり、また新しい作法やルールなど、慣れない事ばかりで疲れやストレスも溜まっているかもしれませんね。
そして、配属された部署で、右も左も分からずに、言われたことをこなすだけで精一杯の毎日だと思います。
慣れるまでは、この疲れやストレスは仕方のないことです。休日にはしっかり休んで、体力気力の回復が重要です。

今回は、慌しい毎日から少し視点を変えて、今の自分の「会社での立ち居地」を確認しておきたいと思います。

目次

会社の組織

会社の規模の大小はありますが、いずれも社長から部長、課長、係長、平社員の「組織」になっています。
「社長」というと、まるで雲の上の人で、自分とはかかわりのない人に思えるでしょう。
しかし、端的に言うと「○○長」とは、「○○の責任者」ということです。
つまり、社長は会社の責任者ですね。

社長を筆頭に、それぞれの分野に細分化されているのが、部であり、課であり、係りなのですね。
そして、平社員は「係員」と言うことになりますね。(最小単位が課であれば「課員」ですね。)
会社の組織図を見ると一目瞭然です。是非一度見てみてください。

○○長の仕事

社長は、会社を存続するために会社の方針を決めたり金策をしています。
実際の業務は各部にお任せしているのです。
そして、部は課に、課は係にお願いしています。
お願いしたらしっぱなしではなく、会社の方針に沿って業務がキチンと遂行しているかどうかをチェックすることも長の仕事になります。
営業の長が「数字!数字!」と営業成績にこだわるのも、このチェックをしているからです。

こうして組織を上から眺めてみると、私たち平社員がいる位置もよく分かるのではないでしょうか?
そして、何をするためにいるのかも・・・。

一人前の歯車を目指せ!

「私は会社の歯車に過ぎない」と落ち込んだり、「私なんかいなくても会社は何も困らない」とやけになってしまうこともあるでしょう。
さらに、最近の啓発本等では「歯車になるな」「自分にしかできないことをやれ」「存在意義を示せ」などと急きたてています。

しかし、歯車は本当に必要ないのでしょうか?

時計の「大事な仕事」とは、正確な時間を示すことです。
人々はその時計が指す時間を信じて行動をしています。
正確な時間を示すこと、その大事な仕事を成し遂げるには、歯車ひとつ足りないだけで、できなくなってしまいます。

「たった一つの歯車に過ぎない」からといって、大きな仕事をしていないわけではないのに、その1つの歯車は、その存在価値に少しも気付かないでいるのです。
歯車であってもその「大事な仕事」にかかわっている、と言うことに気付かないといけないのです。

そう、自分の仕事を「歯車でもできる仕事」と見下げる前に、「歯車になること」を目指すべきなのです。
与えられた場所で、与えられた仕事を、滞りなく不安なく、当たり前のごとくこなしていく。
これが、会社のなすべき「大事な仕事」を作り上げているのです。
仕事の一部分の重要さを知らない人には、大きな仕事の全体像が見えるわけがありません。

まずは、一人前の歯車になることを目指してみましょう。

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