人と話すと手足が震える・何を話していいか分からない

Recently updated on 8月 18th, 2022

「人と話すと手足が震える」 「何を話していいか分からない」
それは社会不安障害(社交不安障害)かもしれません。

目次

「社会不安障害」とは

社会的な場面で不安や恐怖を過大に感じてしまい、日常生活に支障を来す病気です。
欧米での調査データでは実に10人に1人は社会不安障害という統計があるので、決して珍しくはありません。
10代後半から20代の方がかかりやすいもので、女性のほうがかかりやすいと言われています。
私(松原)も電話に出るのが怖い、人と怖くて話せないなどで一時的に陥ったことがありますが、今では何ともない状態です。

社会不安障害どういう症状なの?どうしてなるの?

ある場面で不安や極度の緊張感、恐怖状態を感じてしまうことです。
人前で話そうとすると、恐怖や不安感が出て来て、汗が出たり、手足などが震える 仕事やプライベートでも電話がかかってきても怖くて受話できないい。
こうしたいわゆる社会行動の部分に支障をきたす病気です。
周囲からの評価や目を気にしてしまい、「失敗するのではないか?」、「どう思われるだろう?」などの不安感が強くなるなどの特徴があります。
本来の自分とかけ離れていき、自信を喪失してしまい、苦しくなってしまいます。 悪化してしまうと、劣等感が強く出たり、引っ込み思案になってしまってしんどいと思います。
1人で頑張りすぎないでくださいね。

どうやって治していくの?

お薬による治療

SSRI、抗不安薬というお薬で基本的には治療をしていきます。
SSRIはセロトニンという神経伝達物質の量を増やすお薬です。
セロトニンが不足してしまうと、うつ状態などに陥ったり、精神面に悪影響を及ぼします。
また、起床後にも身体の重さや眠気などを感じます。
症状に変化が出るのは薬を飲んでから1ヶ月程度かかるので、薬をやめずに飲んでみてください。
自己判断での断薬は非常に危険なので、お医者さんと相談しながらあせらずに進めてください。

カウンセリング

認知行動療法という考え方の矯正を行います。
「話すことで自分の恥をさらすんじゃないか?」と思っている場合、「別にみんな同じことをしているわけだし、自分だけ特別なことをしているわけじゃない」などと考えるような形です。
考える習慣、行動する習慣を少しずつじわりと直していくというイメージです。
また、私のような経験者が共感することで安心感も生まれていき、徐々に改善されていきます。

このように医療とカウンセリングでは違った方法で改善していくことができます。

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