家族 恋人 友人が鬱の場合の接し方

Recently updated on 8月 18th, 2022

今回は、家族、恋人、友人などあなたの周りの方がうつ病(抑うつ状態)かな?と感じたときに、どの様に接したらよいか?をヒントとしてご紹介します。

うつ病(抑うつ状態)に見られる態度

まずは、いつもと違うこんな状態が1週間~2週間以上続いた場合、うつ状態であることを疑いましょう。

会話・笑顔が極端に少なくなった。
不眠を訴える、明らかな過眠、食欲の極端な減少・増加、頭痛・頭が重いなどの身体症状を訴える。
朝起きられない、外出を嫌がる、お風呂に入りたがらない。
暴飲(特にアルコールで記憶を無くすことが多くなる)、暴食(食べ過ぎて吐いてしまう)。
会話を否定的に捉える(「どうせ私なんか・・・」、「何をやっても無駄」、「○○なんかいなくなっちゃえばいいのに」、「(会話に応えて)嫌だ!・無理!・放っておいて!・わからない」など)
自殺したがる・死後の世界を語る・・・など。

病気と認識しているかどうか例を挙げて気づかせてあげてください

気付いてもらってからどう声をかけるか

上記のような症状が続くようであれば、うつ病の可能性を視野に入れ、「なんだか、いつもと違うようで、心配なんだけれど・・・?」と言ってみてください。
自覚のない方には、自分が病気であるかもしれないことをどうしても認めたくない場合があります。
人と違うことを恐れたり、心が弱いと自分を責めてしまうからです。
そして、精神病というものへの偏見で認めたくないと思うこともあります。

ここでいう例とは、実際生活や仕事をする上で、困ることの具体的例です。
「精神的におかしい」という説明ではなく、
「朝起きられなくて、遅刻することが増えた」
「食欲がなくて体重がかなり減ってしまった」
などです。

こういうことを伝えると、必ずといっていいほど否定的に捉えられるでしょう。
「あなたを心配しているからこそ、言っている」
「一緒にいるからね」
など、いつもあなたの味方という気持ちで接して安心感・信頼を持たせてあげてください。
そして、どんなことがあっても、決して見放さないと覚悟してください。
自分自身がうつ病にならないようにしてください!

うつから自分を守る

うつ病患者の家族などが、上記のように接していることで自分自身がうつ病になってしまう場合が多く見受けられます。
「いつまでこの状態が続くの?」
など不安になったり、言いたいことが言えなくてストレスが溜まったりして、当たり前です。

周りの人に相談することができない場合だけでなく、相手に八つ当たりのように当たられることもよくあります。
そして、自分の中に溜め込んでしまい、自分自身がうつ病になることもよくあります。

私(松原)も恋人がうつ病だったときに接し方を知らず、間違えた接し方で接して、自分自身がうつ病になり、また、破局してしまいました。
こうした悲しい結末にならないようにあなたのお手伝いをさせてください。

うつ病の場合、症状は1人1人違っており、インターネットや本で書いていることが万能ではありません。
よく言われるのは『うつ病患者を誉めてはいけない』という説。
これはおおよそのモデルには当てはまりますが、違うケースも多々あります。

ご本人でなくても構いません。
間違った接し方をしないよう、お話を伺い、正しい接し方をお話させていただきます。
接し方に困っている時はご相談下さい。

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