わかってるのに身体が動かない、それは適応障害かも

Recently updated on 8月 18th, 2022

うつ病と誤診がされやすい適応障害について説明します。
適応障害もうつ病も気分の落ち込み、身体の重さなどがあるため起きてしまいます。

障害、という名前にインパクトがありますが、病気とも障害とも言いにくいものです。
・上司(同僚)で苦手な人がいて出勤できなくなった、けれど休んだら体調が戻った
・仕事(学校)の何が嫌なのかわからないけれど、行くことができなくなった
・その人のことは嫌いではないけど、顔を想像するだけでしんどくなる
こんなことに当てはまる方、周りにそういう方がいる方はご一読下さい。

目次

適応障害はそもそもなぜなる?

一般的にはストレスという風に言われています。
ストレスでうつ病になる仕組み(コップとお水の関係)のブログでも説明していますが適応障害もコップの水があふれることでなるという点で似ています。
ストレスがかかりすぎてうつ病になる人、適応障害になる人。
風邪で喉が痛い人、鼻水が出る人、頭痛がする人。

同じように症状がどこに出るかの違いで見ていくと分かりやすいです。
うつ病よりも簡単に改善はできるものの少しやっかいでもあります。

適応障害はどうすると改善されるか

適応障害は一種のアレルギーに近いため、自分の力や薬での改善は難しいです。
そもそも適応障害に薬が処方されるのは理屈で見て違和感があります。
医療現場でも問診に不備があるとうつ病と誤診する場合もありますし、実際にそういう方がカウンセリングにお越しになることも多々あります。

時間が経過して改善というのはそうなっていそうで実はなっていないです。
治ったように見えて、ストレスの受け方は同じで、休んでいてコップのお水の量が減っただけで、ストレス対応が前と同じなら元に戻ってしまうのは当然の結果です。
薬や休養では水抜きであって、また水が溜まると同じ状況になるため再発と誤解されている形です。

根本的な改善方法は後述しますが、最初にできるのは適応障害の原因になっているものと離れることです。
例えば、上司が苦手となると職場復帰しても同じ様になってしまいます。
花粉症の人が花粉がない場所から花粉のある場所に戻れば同様にくしゃみは出ます。

仕事が原因の場合、当ルームでは自己分析を行い、何が苦手かどんなことなら楽なのかを考え、仕事そのものを変えたら一気に改善され何事もなかったかのように幸せに暮らしている方もきます。
そのケースではデスクワークそのものが適応障害の要因でその仕事を変えたら即時改善に至りました。
復職の場合は適応障害の原因が何かを人事担当に説明して、職場復帰の場所を変えてもらうなどで改善できます。

自分が悪いわけではないので納得は難しいかもしれませんが、無理に「自分が悪いわけではないから」と押し通すと余計ストレスになったり、職場復帰に失敗するなどでよりご自身が損をしてしまうという気持ちを持つ形です。
世の中には自分のせいではなくても苦しい場面は多くあると思います、それと同じと思う形です。
その後、より良い方向を仕事やプライベートで目指して帳消しにするという気持ちを持てば相殺できますね。

適応障害にならない心の作り方

心理学のアプローチではストレスを過剰に溜めない方法を身につけることで可能です。
実際には、認知行動療法を応用したワイズ独自の簡単にできる性格改善・考え方を変えるトレーニングでストレスをコントロールすることが可能になります。

必要以上に考え込んでしまう、イライラしてしまうのを減らすことは適応障害の改善以前に自身にとって得なことになります。
得なものを増やすことで日常生活での充実度を上げていき嫌なものが気にならないようにしていけます。
損をしてしまう考え方から損をしにくい、得をする考え方に変えていきましょう。

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